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J-GLOBAL ID:201502240016772089   整理番号:15A0698209

P3HTフィルムにおける基底および励起電子状態からの振動コヒーレンスの分離

The separation of vibrational coherence from ground- and excited-electronic states in P3HT film
著者 (4件):
資料名:
巻: 142  号: 21  ページ: 212410-212410-11  発行年: 2015年06月07日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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高分子/フラーレンブレンドにおいて,振動コヒーレンスと超高速電子移動の同時発生が観測されている。しかしながら,基底および励起電子状態からの振動コヒーレンスは通常過渡的でスペクトル的に重なっているので,電子移動過程の間に励起状態振動コヒーレンスが働く役割を実験的に調べるのは困難である。本研究では,ポリ(3-ヘキシルチオフェン) (P3HT)フィルムに対する二次元電子分光(2D ES)測定を行った。全2D ES データセット(S(λ1,T23))をポピュレーション時間(T2)軸に沿ってFourier変換することによって,3Dリフェージングおよび非リフェージングビートマップ(S(λ123))中に,基底および励起電子状態からの振動コヒーレンスを分離できるプロトコルを開発し提案した。純励起状態からの振動コヒーレンスは,リフェージングビートマップ中では正の振動数(+ν2)に,非リフェージングビートマップ中では負の振動数(-ν2)に出現することを見出した。さらに,励起状態からの振動コヒーレンスは,244 fsの長いデフェージング時間をもっていることも見出した。この長寿命の励起状態振動コヒーレンスは,コヒーレンスが電子移動過程に含まれていることを示唆している。今回の発見は,有機光発電での超高速電子移動の機構に光を当てるだけでなく,他のシステムにおける光励起動力学へのコヒーレンス効果を研究するために有益である。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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有機化合物の可視・紫外スペクトル(分子) 
タイトルに関連する用語 (5件):
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