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J-GLOBAL ID:201502240171869471   整理番号:15A0694676

可溶性リグニン誘導フェノールモノマーとダイマーへの還元リグノセルロース分画および加工可能な炭水化物パルプ

Reductive lignocellulose fractionation into soluble lignin-derived phenolic monomers and dimers and processable carbohydrate pulps
著者 (13件):
資料名:
巻:号:ページ: 1748-1763  発行年: 2015年06月03日 
JST資料番号: W2306A  ISSN: 1754-5692  CODEN: EESNBY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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多糖類成分およびリグニン成分の両者を少数の化学物質へと価値を決める,触媒リグノセルロースバイオリファイナリープロセスを提示した。その目的のために,昇温時H2雰囲気下でメタノール中の炭素上Ru触媒(Ru/C)の存在下で同時加溶媒分解および触媒水素化分解によって,カバノキおが屑は効率良く脱リグニン化され,結果として炭水化物パルプとリグニン油を生じた。リグニン油は,フェノールオリゴマは別にして,元のリグニン含有量に対して,50%を上回るフェノールモノマー(主に4-n-プロピルグアヤコルおよび4-n-プロピルシリンゴール)および約20%の一連のフェノールダイマーを生じた。リグニンモノマー,ダイマーおよびオリゴマの構造特性は,GC/MS,GPCおよび2D HSQC NMR法の組合せによって確定され,来るべきポリマ応用のための興味深い機能性を示した。本バイオリファイナリープロセスの技術経済的実現可能性の最初の評価として,温度,反応時間,木材粒子サイズ,反応器充填量,触媒再使用可能性および溶媒や気体の影響のようないくつかの重要なパラメータの影響を,フェノール生成物収率,脱リグニン化の程度および糖歩留まりを考慮して調べた。分離された炭水化物パルプは,92%に至る初期多糖類を含み,セルロースのほぼ定量的歩留まりに相当する。パルプの価値決めは,糖ポリオールへの化学触媒変換によって明らかにされ,水素化分解プロセスにおいて最初に適用された,Ru/Cの多重使用を示している。最後に,Arabidopsis thalianaの遺伝子組換えラインを含む,様々なリグノセルロース基質を水素化分解バイオリファイナリーで処理したが,これは広葉樹材で見られるような,シリンギルリグニンに豊富なリグノセルロースを化学物質の製造にとっての理想的な原料として示している。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
木材化学  ,  貴金属触媒  ,  触媒反応一般  ,  資源回収利用 

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