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J-GLOBAL ID：201502240273475419   整理番号：15A0125862

木質構造ボルト接合のせん断性能に関与する因子

著者 (1件)： 澤田圭 (北大 大学院農学研究院)
資料名： 木材工業  (Wood Industry)
巻： 70  号： 1  ページ： 2-7  発行年： 2015年01月01日 
JST資料番号： F0206A  ISSN： 0026-8917  CODEN： MKOGA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多種類におよぶ木質構造物の接合方法の中,最も一般的な方法はボルト接合である。本稿ではボルト接合のせん断性能について述べる。木材の面圧性能はボルト接合のせん断性能に寄与する。その値は試験方法(米国規格と欧州規格)によって大きく異なることはない。面圧強度や面圧剛性は木材密度に比例して大きくなる。面圧性能は含水率が大きくなるにつれて減少する。摩擦抵抗が大きい形状のボルトは接合のせん断性能を大きくする。外力を繰り返し受けて破壊応力が低下した木材とボルトの接合せん断性能は低下する。なお,ボルト接合のせん断性能の試験方法には圧縮型と引張型がある。引張型で低い値が出ることがある。

シソーラス用語： 木材構造 ,  ボルト継手 ,  *剪断 ,  強度 ,  剛性 ,  密度 ,  含水量 ,  摩擦抵抗 ,  木材
準シソーラス用語： *ボルト接合 ,  含水率 ,  *面圧強度 ,  *木材密度 ,  *木質構造

分類 (1件)： 木質材料の製造・加工一般  (FF05031B)

引用文献 (62件)：

• (社)建築学会:建築雑誌,58(712・3),267-275(1944)
• (社)日本建築学会編:木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-,210-321,367-376(2006)
• (社)日本建築学会編:木質構造接合部設計マニュアル,54-178,312-317(2009)
• 久田俊彦,ほか:日本建築学会論文報告集,60,469-472(1958)
• (社)日本建築学会編:木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-,317-325(2002)

タイトルに関連する用語 (4件)： 木質構造 ,  ボルト接合 ,  せん断 ,  因子