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J-GLOBAL ID：201502241598974400   整理番号：15A0557626

統計理論備忘録 複合核反応とランダム行列の交差点

著者 (1件)： 河野俊彦 (ロスアラモス国研)
資料名： 核データニュース(Web)  (Nuclear Data News (Web))
号： 110  ページ： 39-50 (WEB ONLY)  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： U0087A  ISSN： 0385-4876  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 核データ評価に広く用いられているHauser-Feshbach統計理論は複合核反応に対する統計理論に対する近似であり,複合核反応に対するエネルギー平均された断面積を正しく計算するためにはランダム行列,中でもGauss直交アンサンブル(GOE)が用いられる。本報では,GOEがどのように原子核反応理論へ応用されているかを紹介した。GOEの作り方,R行列理論による平均断面積,Moldauer理論,弾性強化因子,直接GOEを原子核反応理論に組み込むことにより断面積平均値を解析的に求めた例,更に核データ評価用コードへの応用を採り上げた。

シソーラス用語： *複合核 ,  核反応理論 ,  *統計模型 ,  核データ ,  評価 ,  断面積 ,  統計集団 ,  *Hauser-Feshbach理論
準シソーラス用語： *Gauss直交アンサンブル ,  核反応断面積

分類 (1件)： 核反応一般  (BG04010G)

引用文献 (19件)：

• W. Hauser, H. Feshbach, Phys. Rev. 87, 366 (1952).
• M. L. Mehta, "Random Matrices, Third Edition," Elsevier Academic Press, 2004.
• A. M. Lane, R. G. Thomas, Rev. Mod. Phys. 30, 257 (1958).
• J. E. Lynn, "The Theory of Neutron Resonance Reactions," Clarendon Press, Oxford (1968).
• F. H. Fröhner, "Evaluation and Analysis of Nuclear Resonance Data," JEFF Report 18, OECD Nuclear Energy Agency (2000).

タイトルに関連する用語 (3件)： 核反応 ,  ランダム行列 ,  交差点