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J-GLOBAL ID：201502241634123721   整理番号：15A0598999

FSKをOQPSKで拡散するDS-SS方式の包絡線変動とビット誤り率特性

Envelope Fluctuation and Bit Error Rate Performance of DS-SS System Spreading OQPSK with FSK

著者 (3件)： 秋吉裕介 (福岡大 大学院工学研究科) ,  太郎丸真 (福岡大 大学院工学研究科) ,  太田真衣 (福岡大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 114  号： 490(RCS2014 301-372)  ページ： 171-175  発行年： 2015年02月25日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近距離通信などの小形無線端末からなる無線システムでは,電力増幅回路の効率や受信機構成の点でFSKや包絡線変動が小さいOQPSKによる変調が好ましい。一方ISM帯等での運用には,非同期異種システム混在下での耐干渉性の点からスペクトル拡散との組み合わせが望ましい。しかし,従来の直接拡散(DS-SS)の変調はBPSKまたはQPSKが大半であり,これらの拡散変調では一次変調によらず包絡線変動が生じてしまう。本稿では,比較的伝送速度が低い無線システムに適したDS-SS方式として,一次変調にGFSK,拡散変調にOQPSKを用いた包絡線変動の少ないDS-SS伝送システムの基礎検討を行った。OQPSK拡散変調はNRZパルスの拡散系列をガウスフィルタでチップレート程度に帯域制限した。受信機は中間周波信号等で逆拡散を行い狭帯域信号に変換した後,リミタおよび周波数弁別器によりFM復調を行う構成とし,出力信号のI-Q軌跡および狭帯域干渉に関するビット誤り率特性(BER)を評価した。(著者抄録)

シソーラス用語： FSK【信号】 ,  QPSK ,  *ディジタル変調 ,  Gaussフィルタ ,  スペクトル拡散 ,  *誤り率 ,  スペクトル拡散変調 ,  電磁波干渉
準シソーラス用語： GFSK ,  *ビット誤り率 ,  狭帯域干渉

分類 (1件)： 変復調方式  (ND07020P)

引用文献 (13件)：

• 服部武,藤岡雅宣,改訂三版ワイヤレスブロードバンド教科書 高速IPワイヤレス編,インプレスR&D,東京,2008.
• 田中喜好,“スペクトル拡散を用いたコードレス電話,“信学論(B),vol.377-B2, no.11,pp.703-710, Nov.1994.
• 加藤修三,タンサーベイカス,沢田浩和,中瀬博之,“広域センサネットワーク -IEEE802.15.4k,“2013信学総大, BI-4-3 Apr.2013.
• 丸林元,中川正雄,河野隆二,スペクトル拡散通信とその応用, 電子情報通信学会,1998.
• 多田康崇,加藤修三,“920MHz帯におけるIEEE802.15.4k DSSSシステムの高耐干渉特性“信学技報,vol.114, no.84, SRW2014-7, pp.35-34, June 2014.

タイトルに関連する用語 (5件)： FSK ,  拡散 ,  DS-SS方式 ,  包絡線 ,  ビット誤り率