抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ミカン新品種「はるみ」栽培の難易度は高いとされている。本稿では,この品種の栽培技術の要点について紹介する。「はるみ」の樹勢は強いので,適正な樹間は5~6mとして,独立樹維持を基本とする。苗木の定植は,2.5~3m間隔で行い,6~8年後に間伐を行う。土壌管理は,温州ミカンに準じて行う。この品種の栽培で特に問題となる病害虫は,潰瘍病であり,発生のおそれがあるときは徹底した防除を実施する必要がある。秋になると,果実の重みで枝が垂れ下がるので,亜主枝単位で枝吊りして果実品質を確保する。「はるみ」の樹勢の強さから枝は立性となるため,整枝剪定には特に注意する必要がある。11月になると果色が変化し出し,12月には降霜に注意する。5月から管理してきた果実は12月20日過ぎより収穫する。