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J-GLOBAL ID:201502241943779860   整理番号:15A0735914

ブラシノステロイドのシグナル伝達は綿繊維の二次細胞壁の沈着に影響を与える

Brassinosteroid signaling affects secondary cell wall deposition in cotton fibers
著者 (7件):
資料名:
巻: 65  ページ: 334-342  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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綿繊維は外種皮上で著しく伸長して厚みを増した毛状突起から始まった繊維から発達するため,綿繊維の分化は連続的な細胞伸長と二次細胞壁の沈着が関与している。植物ホルモンはこれらの経済的に重要な細胞の発達の調節に重要な役割を担っていると考えられる。これまでの試験は,ブラシノステロイド(BR)がオーキシンやジベレリン等と共に綿繊維の伸長を促進することを示唆する。そこで,綿繊維の発達におけるBRシグナル伝達経路の役割を詳細に調べるため,BR受容体BRI1を過剰発現もしくは発現抑制するよう設計された導入遺伝子を発現する遺伝子組換えワタを作出した。これらの遺伝子組換え体の綿繊維を分析した結果,BRI1発現の変化が繊維長に及ぼす影響は小さいことがわかった。しかし,BRI1の過剰発現は繊維のセルロース沈着の増加をもたらし,BRI1発現の抑制は二次細胞壁の発達を著しく阻害して繊維の十分な成長が抑制された。これらの繊維細胞壁の発達の変化は,セルロースシンターゼ遺伝子の発現の変化と関連があった。したがって,二次細胞壁の沈着は,BR依存性のセルロースシンターゼ遺伝子の発現の変化によって影響を受けると考えた。以上の結果から,BRシグナル伝達は二次細胞壁へのセルロースの沈着を通して綿繊維の十分な成長を促進すると考えた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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発生,成長,分化  ,  植物の生化学  ,  細胞生理一般  ,  遺伝子発現 
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