抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,発達障害児の教育に対して,ICT教材を取り入れようという試みがある。しかし,発達障害児は認知の発達段階に個人差があり,市販のICT教材を利用することが困難である場合がある。そこで現在,東京都立調布特別支援学校と国立大学法人電気通信大学とが共同でICT教材作成プロジェクトを行い,それぞれの児童に合った教材を個別に開発している。本研究では,発達障害児向けのICT教材の開発にインクルーシブデザインの考え方を取り入れる。インクルーシブデザインは,開発の初期段階から高齢者や障害者を開発プロジェクトに参加させ,開発対象の特別な要求を抽出する考え方である。一方で,これまでに,アジャイル開発とイノベーション創出手法を核とした,方法論であるEPISODEが提案されている。そこで本研究では,EPISODEにインクルーシブデザインの考え方を適用した開発方法の提案と,発達障害児向けICT教材開発における実践について報告する。(著者抄録)