抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2004年に実験室で作られたグラフェンは,摩擦を減少する材料として注目を浴び,その後多くの分野で研究が行われている。本稿では,グラフェンのナノスケールにおける摩擦特性を改善する方法としてフッ素化処理法を採用した。フッ素化処理したグラフェンの表面は,処理しないものに比して電子位置エネルギが10倍高い値を示し,電子的表面粗さの差異が摩擦力に大きく影響する。フッ素化処理したグラフェンとシリコン製の原子間力顕微鏡チップ間での摩擦試験の結果は,未処理のものに比して,10倍高い摩耗抵抗力を示し,優れた潤滑性能を発揮した。両者の電子位置エネルギの差異を図示した。