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J-GLOBAL ID：201502242752428029   整理番号：15A0227009

表面プラズモンポラリトンの色による流体の同定

Identification of fluids by the color of surface plasmon polaritons

著者 (4件)： OZAKI Miyu (Tokyo Denki Univ., Tokyo, JPN) ,  SAKAI Tomohisa (Tokyo Denki Univ., Tokyo, JPN) ,  MURATA Hiromichi (Tokyo Denki Univ., Tokyo, JPN) ,  FURUTANI Ryoshu (Tokyo Denki Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Key Engineering Materials  (Key Engineering Materials)
巻： 625  ページ： 316-321  発行年： 2015年 
JST資料番号： D0744C  ISSN： 1013-9826  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光波が金属表面で自由電子の振動と結合するとき,光学エネルギーは自由電子の密度波として表面に沿って伝搬する。その縦波と金属面上での電子の電場は表面プラズモンポラリトン(SPP)と呼ばれ,SPPの励起は,周囲の誘電体試料の屈折率に,鋭敏に依存するため,広く,高感度センサとして利用されている。本論文では,SPPの色分散を使用することによって流体の同定について述べた。プリズム面上の銀フィルムを白色光で照明しSPPを励起させる。白色光の色成分が,フィルム上の液体の屈折率に依存する色分散のため,SPPと選択的に結合する。屈折率が変わるとSPPの色が変わる。液体の屈折率または濃度を直接SPPの色に影響を与えるので,提案する同定方法を単純な分析方法または標識不用の可視化として流体解析に使用出来る。白色光励起のSPP色で,水(緑色に変化)とエタノール(赤色に変化)を区別できた。今後は,SPPの色を基に液体の濃度と屈折率を決めることができる低コストセンサの開発を計画中である。

シソーラス用語： ポラリトン ,  *屈折率 ,  センサ ,  光 ,  濃度 ,  *液体 ,  水 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： 純流体センサ ,  *表面プラズモンポラリトン

分類 (1件)： 固体プラズマ  (BM02160W)

物質索引 (1件)： エタノール

タイトルに関連する用語 (4件)： 表面プラズモンポラリトン ,  色 ,  流体 ,  同定