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J-GLOBAL ID:201502243010683822   整理番号:15A0706177

土壌腐植酸中のリグニン痕跡の熱分解評価:炭素隔離マーカとしてのその有用性の評価

Pyrolytic appraisal of the lignin signature in soil humic acids: Assessment of its usefulness as carbon sequestration marker
著者 (5件):
資料名:
巻: 113  ページ: 107-115  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: B0809A  ISSN: 0165-2370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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フミン酸(HA,アルカリ可溶性で酸不溶性土壌有機物画分)分子特徴におけるリグニンマーカを探究し,土壌中の安定なC形態をもたらす腐植化プロセスによって漸次変換される植物の生体高分子の程度を評価した。異なる使用と管理下にあるSierra Maria-Los Velez自然公園(南東スペイン)からの石灰質土壌の採集物から抽出したフミン酸を可視と赤外(FT-IR)分光法及び分析的熱分解(Py-GC/MS)によって詳細に調べた。HAsは1510,1460,1420,1270,1230及び1030cm-1での吸収周波数帯を含む典型的な赤外パターンに関連する熱分解後に放出された特徴的なメトキシフェノール類によって幾分リグニンパターンを示した。HA分光と熱分解パターンのこの変動が,土壌C隔離,すなわち,生の有機物と他の植物性高分子に関連するリグニンの選択的保存の相補的機構間,又は微生物分解や植物前駆体及び微生物代謝産物とのその縮合反応を伴う代替機構間のバランスを確立する分子レベル代用の源として使用された。リグニン痕跡が比較的少なくマークされるHAsは高い光学密度値も示した。分析的熱分解で一つのグループのHAsがメトキシル欠如(アルキルベンゼンとアルキルフェノール)芳香族の大きな収率とアルキル化合物の低い収率を生成し,それは生体高分子の効率的切断及び活性微生物合成と縮合プロセスの発生を示唆した。他のグループのHAsは熱分解時に顕著なシリーズのメトキシフェノール及び明確に定義されたアルキルシリーズをもたらした。また,IRスペクトルは明確なリグニンとアミド吸収帯並びに強い2920cm-1吸収帯と明白な脂肪族特徴を示す低い光学密度を示した。この後者は,若い有機物の最近の続成変質プロセスの結果として解釈され,これらの土壌中におけるC隔離機構は植物生体高分子と脂肪族構造からのHAsの安定化に主に基づくことを示唆した。これらの特異的リグニン変質パターンは,HAsが土壌C隔離機構に関与し,それは調べた土壌中で土壌使用と管理の変化よりむしろミクロトポグラフィー的特徴を引き継いだ。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
木材化学  ,  土壌化学  ,  有機化合物の各種分析 

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