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J-GLOBAL ID:201502243279733559   整理番号:15A0418081

Spp24誘導体はW-20-17細胞においてGiタンパク共役レセプター-Erk1/2シグナル経路を刺激し,遺伝子発現を調節する

Spp24 Derivatives Stimulate a Gi-Protein Coupled Receptor-Erk1/2 Signaling Pathway and Modulate Gene Expressions in W-20-17 Cells
著者 (3件):
資料名:
巻: 116  号:ページ: 767-777  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Secreted Phosphopritein 24kDa(SPP24)は血清中や骨を含む様々な組織で見られるアパタイトおよびBMP/TGF-βサイトカイン結合リン酸化タンパクである。N末端がインタクトな14kDaから23kDaの分解生成物は骨で観察されるが,このSpp24の切断部位は明らかになっておらず,活性やメカニズムも不明のままである。我々はSpp24のC末端がフリンやカリクレイン,ラクトフェリン,トリプシンによるタンパク分解に対して不安定であることがわかり,活性を持つSpp18やSpp16,Spp14の産生に細胞外および細胞内のタンパク分解が関与していることが示唆された。また,基本培地および骨形成培地における骨髄間質細胞W-20-17細胞の培養によって,これらのトランケーション産物によるキナーゼによるシグナル伝達や遺伝子発現,造骨細胞分化における役割が明らかとなった。5日間培養後,基本培地ではすべての産物がBMP-2刺激による骨分化が阻害したが,骨形成培地では阻害しなかった。10日後には,骨形成培地においても無機質の沈着を阻害した。Spp24はErk1/2のリン酸化に影響を与えなかったが,Spp18はErk1/2およびMEK1/2,p38を短時間刺激した。百日咳毒素とMEK1/2阻害剤はSpp18によるErk1/2のリン酸化を阻害し,Spp18によるErk1/2のリン酸化カスケードにおけるGiタンパク質とMEK1/2の関与が示唆された。トランケーション産物はRUNX2およびATF4,CFS1の転写を促進したが,Spp24はしなかった。Spp24のトランケーション産物がBMP/TGF-βサイトカインを介さずに,キナーゼシグナルによって骨分化に関与することが示唆された。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  骨格系 

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