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J-GLOBAL ID:201502243322833953   整理番号:15A0680202

イネではR2R3型MYB遺伝子OsMYB91には植物成長と塩ストレス耐性を調和させる機能がある

The R2R3-type MYB gene OsMYB91 has a function in coordinating plant growth and salt stress tolerance in rice
著者 (9件):
資料名:
巻: 236  ページ: 146-156  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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植物は生き残りを懸けて非生物的ストレスに応答し適応するために多数の種々の機構を進化させてきた。しかし非生物的ストレス耐性と植物成長の調和に関与する調節機構は十分には理解されていない。ここでは,イネのR2R3型転写因子であるOsMYB91の機能を非生物的ストレス,特に塩ストレスにより誘発させた。その遺伝子のクロマチン構造の解析により,塩ストレスがプロモータ領域からDNAメチル化を急速に除去し,その遺伝子座でのヒストン修飾を急速に変化させることを明らかにした。調節条件下では,OsMYB91を過剰発現する植物は植物成長と内因性ABA蓄積量の低下を示した。塩ストレス下ではRNAi植物は感受性が低いのに,その過剰発現植物ではプロリン濃度著しい増大と活性酸素消去能の高度な増大並びに野生型と比較してOsP5CS1遺伝子とLOC Os03g44130遺伝子の誘発増大を示した。更にOsMYB91遺伝子の発現もその他の非生物的ストレスとホルモン処理により誘発された。更に興味深いことに,内因性成長シグナルと有害環境条件を統合することが示されているArabidopsisのDELLA遺伝子のホモログであるSLR1がOsMYB91の過剰発現により著しく誘発されたが,RNAi植物ではSLR1発現の塩誘発が損傷した。それらの結果は,OsMYB91遺伝子はストレス応答遺伝子であり,SLR1の発現量を調節して非生物的ストレスに対するイネの耐性と植物成長の統合に関与している可能性を示唆した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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植物に対する影響  ,  植物生理学一般  ,  稲作  ,  遺伝子の構造と化学 

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