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J-GLOBAL ID:201502243641890307   整理番号:15A0512926

トリエチレングリコールで可塑化した蛋白質中の水素結合の変化

Changes in hydrogen bonding in protein plasticized with triethylene glycol
著者 (4件):
資料名:
巻: 132  号: 26  ページ: ROMBUNNO.42166  発行年: 2015年07月10日 
JST資料番号: C0467A  ISSN: 0021-8995  CODEN: JAPNAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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4wt%過酢酸で脱色した血粉(DBM)にドデシル硫酸ナトリウム(SDS),水,及びトリエチレングリコール(TEG)を添加して半透明バイオプラスチックとして押出し成形を行った。TEGは疎水性で水素結合を形成できるので,蛋白質熱可塑性材料の可塑化に良く用いられている。シンクロトロンFTIRでTEG可塑化蛋白質の加熱中の水素結合の型の変化を観察した。加熱によって,蛋白質内及び蛋白質間に見られる弱くなった水素結合部分を克服し,~3280cm-1で起こるN-H及びO-H伸縮振動のブルーシフトが観察された。TEGは加熱によって大きな水素結合環境を作り出し,1076cm-1付近のC-OH伸縮を拡大し,可塑剤-蛋白質相互作用を改善していることが分かった。加えて,これらの結合はもともとの相互作用のように強力で,C-OHピークが冷却時には元の波数(~1076cm-1)に戻ることが分かった。TEGは最初は可塑剤リッチ及び可塑剤プア部分に分布しており,二つのガラス転移を示すことが分かった。それが加熱によってマイグレーションを起こし,材料中でTEGの均一な分布となり,二つのガラス転移が一つの幅広いガラス転移領域に合併されることが分かった。DSC観察の加熱で,緩和のエンタルピーに関係する60°C付近のピークが移動し,これは非晶質及び半結晶ポリマの物理エージングと一致することが分かった。物理エージングはDBMの貯蔵中に起きるが,TEGが存在すると,それがより少なく抑えられることが分かった。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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高分子固体の構造と形態学  ,  高分子固体の物理的性質 
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