抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
野生生物観測データの効率的な把握や共有,公開のために,データを3次元のオンラインデジタル地図Google Earth上で地図化する技術を,デジタル地図制御用のコンピュータ言語KMLを用いて開発した。この技術は,Microsoft社のソフト,エクセルを用いたデータ処理システムの一部として開発され,エクセルのデータ処理を自動化するマクロの形で実現している。開発されたマクロによりKMLファイル5種類が作成される。作成されたKMLファイルは現在,北海道野生生物観測ネットワークの推進に利用されている。開発した技術の中で,Google Earthの3次元地図空間内にデータ図を作成する手法は独自性が高いと思われる。この手法により,各地点で得られた多数のデータを地点ごとにまとめて表示することが可能になり,地点情報の総合的な把握が容易になった。この手法を「地点総合地図化」と名づけた。この手法は今後幅広い分野で応用可能と思われるので,その技術の要点について紹介した。開発した技術の一部は次のウェブサイトで観測データの公開に利用されている。http//cse.ffpri.affrc.go.jp/hiroh/wildlife-monitoring(著者抄録)