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J-GLOBAL ID：201502244130841789   整理番号：15A0429713

バイオインスパイアード四核マンガン錯体での光化学系II様の水の酸化機構

Photosystem II Like Water Oxidation Mechanism in a Bioinspired Tetranuclear Manganese Complex

著者 (5件)： LIAO Rong-Zhen (Stockholm Univ., Stockholm, SWE) ,  KAERKAES Markus D. (Stockholm Univ., Stockholm, SWE) ,  LEE Bao-Lin (Stockholm Univ., Stockholm, SWE) ,  AKERMARK Bjoern (Stockholm Univ., Stockholm, SWE) ,  SIEGBAHN Per E. M. (Stockholm Univ., Stockholm, SWE)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 54  号： 1  ページ： 342-351  発行年： 2015年01月05日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ハイブリッド密度汎関数計算により,合成したバイオインスパイアードMn錯体の水の酸化機構を研究した。実験的に溶液中に平衡状態で存在が示されている,単量体の二核Mn₂錯体と二量体のMn₄錯体の両方を,触媒の候補として研究した。4つのMn中心が関わる酸素発生中心(OEC)様の機構を提案した。触媒サイクルはOECでの酸化還元転移(Mn₄^{III,III,III,IV}錯体からMn₄^IV,IV,IV,V種へ)と類似しているが,単核または二核Mn錯体での求核性の水の攻撃とは異なる。Mn^IV結合末端オキシルラジカルと2つのMn架橋オキソ基の直接結合により,Mn₄^IV,IV,IV,V状態からO-O結合が進行する機構であり,現在天然系で提唱されている機構に類似している。設計した配位子は酸化還元活性で,触媒転移で酸化還元同価を保ち,Mn中心での酸化還元過程を易化する。

シソーラス用語： 材料 ,  *多核錯体 ,  *マンガン錯体 ,  *光化学系II ,  水 ,  酸化 ,  計算 ,  *密度汎関数法 ,  反応機構 ,  酸化還元反応
準シソーラス用語： *バイオインスパイアード材料 ,  *四核錯体 ,  密度汎関数計算

分類 (2件)： 第6族,第7族元素の錯体  (CE01080F) ,  その他の触媒  (CB06123Z)

タイトルに関連する用語 (4件)： 核 ,  マンガン錯体 ,  光化学系II ,  水の酸化