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J-GLOBAL ID：201502244231119103   整理番号：15A0286616

新規材料創出に繋がる表面改質 FILE 3)結晶性モノマーを側鎖に持つ共重合体を利用したPE表面改質・接着技術

著者 (2件)： 中野涼子 (福岡大 工) ,  八尾滋 (福岡大 工)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 43  号： 2  ページ： 55-58  発行年： 2015年02月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,これまで表面修飾が困難であったPEフィルム表面を,結晶性の特徴を持つアルカン鎖構造を持つモノマと,任意の機能を有するモノマで構成されたAB型の側鎖結晶性ブロック共重合体(SCCBC)をディッビングだけで容易にPE表面の改質を行うことであり,親水性や接着性を付与することができること,また温めることで容易に除去できることを実験的に確認することができた。このことは,複合材料として使用したPE素材のリサイクル効率を向上することが期待できる。1)はじめに,2)PEフィルムの改質手法の検討(SCCBCの合成(ベヘニルアクリレートと2-(ジエチルアミノ)エチルメタクリレートのリビングラジカル重合),PEへの改質方法),3)改質効果の確認(SEMによる表面観察,接触角測定,引張試験,リサイクル性の検討),4)まとめ。

シソーラス用語： *表面改質 ,  製品開発 ,  *ポリエチレン ,  *プラスチックフィルム ,  カルボン酸エステル ,  不飽和カルボン酸 ,  *ジブロック共重合体 ,  *結晶構造 ,  側鎖 ,  リビングラジカル重合 ,  *浸漬塗装 ,  化学的加工 ,  接着強さ ,  熱処理 ,  開裂反応 ,  リサイクル ,  効率化 ,  検査 ,  接触角 ,  引張試験 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ビニル化合物
準シソーラス用語： 加熱処理 ,  結合切断 ,  効率向上 ,  親水化 ,  表面検査 ,  *表面修飾

分類 (7件)： 表面処理  (YH04112X) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  ポリオレフィン  (YH07090L) ,  その他への塗装,各種塗装法  (YJ04040T) ,  共重合  (CG04030D) ,  アクリル樹脂  (YH07110K) ,  高分子の結晶構造  (BK10000K)

物質索引 (3件)： アクリル酸 ,  メタクリル酸2-(ジエチルアミノ)エチル ,  ベヘニルアルコール

引用文献 (7件)：

• Y. Ikada : Biomaterials, 15, 725 (1994)
• D. S. Bag, S. N. Ghosh, S. Maiti : Eur. Polym. J., 34, 855 (1998)
• A. Kamińska, H. Kaczmarek, J. Kowalonek : Eur. Polym. J., 38, 1915 (2002)
• F. Garbassi, M. Morra, E. Occhiello, Polymer Surface from Physics to Technology, Eds., John Wiley & Sons, Chichester UK (1994)
• S. Yao, S. Ichikawa :Nihon Reoeoji Gakk., 39, 181-182 (2011)

タイトルに関連する用語 (7件)： 創出 ,  表面改質 ,  結晶性 ,  モノマー ,  側鎖 ,  共重合体 ,  PE