抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分子動力学法では温度や圧力などを制御して現実環境を模擬することが要求される。ここでは温度制御のための代表的な手法として能勢熱浴を紹介する。能勢熱浴は粒子の位置・運動量に加えて,熱浴変数を正準変数に加えた拡張Hamiltonianを定義することで系の力学を記述する。粒子の全エネルギーは保存量ではなくなるが,粒子がカノニカル分布を取るように運動する。また,拡張Hamiltonianに対応したsymplectic数値積分法が導出できる。拡張Hamiltonian系の応用は幅広く,プラズマ分野にとっても有用な方法となることを期待する。(著者抄録)