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J-GLOBAL ID:201502244361464260   整理番号:15A0709163

二酸化炭素回収貯蔵(CCS)場所での微小地震反応

The microseismic response at the In Salah Carbon Capture and Storage (CCS) site
著者 (3件):
資料名:
巻: 32  ページ: 159-171  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: W2325A  ISSN: 1750-5836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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2004年,深部に貯蔵するための,二酸化炭素(CO2)注入がIn Salah二酸化炭素回収貯蔵(CCS)場所で始まり,2009年にはパイロット微小地震モニタリングアレイが設置された。In Salahプロジェクトは,地震活動度でモニタされる,最初の主要な非増加石油回収(EOR)CCSプロジェクトであったため,通常でないデータセットを提供した。本論文では,単一3成分受振器からのデータに頼ることを主とした,一連の技術を用いた広範囲の地震学的研究の概要を示した。CO2注入に対するサイトの地盤力学的反応の制御にリアルタイムで使用できる,イベントの位置,イベントの大きさ,裂け目の特性の様な重要な情報がデータから導かれた。イベントレートは,CO2注入レートに密接に追従し,全部で9506回の地震イベントが検出された。十分に制御されていなかった場所で非常に少数(11)のイベントが注入インターバルの上でおこったかもしれない。しかし,これらのイベントがCO2注入と相関しているという微小地震の証拠はないので帽岩中へのCO2移動よりもストレス移動が原因だと推察した。観測された最大モーメントの大きさ,Mw=1.7,は注入深さでの推定した裂け目の大きさと矛盾しなかった。せん断波スプリッティング解析を用いて評価した裂け目オリエンテーションは,ほぼNW-SEであり,ロギングデータから推測したた裂け目オリエンテーションと一致した。注入レートが高い期間は,異方性の程度は若干上昇し,注入レートが落ちると元の値に低下した。このことは,CO2が予め存在する裂け目を開き,圧力が下がると閉まることを意味している。この重要なコンセプト証明の研究は,CCSプロジェクトの限られたアレイでの微小地震モニタリングの価値を証明している。従って,ベースラインとの比較研究を可能にすることによる我々の理解を増大するために,将来のCCSサイトではCO2注入の前に微小地震モニタリングアレイを設置することを推薦する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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環境問題  ,  地球内部物理学一般  ,  地震学一般  ,  地震の物理的性質 
タイトルに関連する用語 (3件):
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