抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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胃食道接合(GEJ)の癌腫は,腫瘍中心が位置するところにかかわらず,GEJ線を横切る癌腫と定義される。この群の癌は,希有であるが論争の的である。西欧諸国で実行される疫学的および臨床病理研究の大多数からの研究結果に基づき,この癌はBarrett食道(BE)から生じ,遠位食道と近位胃癌腫の両方を含むと思われているが,それはBEに関して流行病学,臨床病理学と分子病理生物学で類似した性能を示すためである。そのように,最も最近の米国合同委員会癌病期マニュアルは,食道腺癌(EA)のための規則によって,すべてのGEJ癌腫の病期を表すことを要求している。この指令は,最近主として中国人患者において行われたいくつかの研究からのデータによって疑問を呈された。これらの研究から誘導した新生の証拠は,以下のことを提案する:1)BEとEAは中国の母集団においてまれである;2)中国人におけるすべてのGEJ癌のほとんどは,近位の胃において発生し,EAではなく近位の胃癌の特徴を示す;3)中国人患者のGEJ癌に対する新しい癌病期の応用は,患者の予後を効果的に層化することができない;4)中国人におけるGEJ癌の予後因子は類似しているが,EAとは一致しない。結論として,最近の証拠は中国人におけるGEJ癌がEAとは明確に異なる臨床病理学的特性を示すことを示唆する。分子病理学におけるさらなる研究が,中国人患者におけるこの癌の根底にある病原性機構を説明し,この致死的疾病を有する患者をより良く管理するのを助けるかもしれない。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST