文献

J-GLOBAL ID：201502244453239115   整理番号：15A0675115

哺乳類のイントロン:ジャンクが分子多様性を生成する時

Mammalian Introns: When the Junk Generates Molecular Diversity

著者 (2件)： HUBE Florent (Univ. Paris Diderot, Paris, FRA) ,  FRANCASTEL Claire (Univ. Paris Diderot, Paris, FRA)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 16  号： 3  ページ： 4429-4452 (WEB ONLY)  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イントロンはヒトゲノムのほぼ半分を占め,その大部分はRNAスプライシングを介して真核生物の転写物から除去される。それにもかかわらず,さらなる関心に値する重要な要素と機能を備えている。DNAレベルでは,イントロンは,転写が宿主遺伝子のそれを妨げる可能性のあるコードと非コードRNAの独自転写単位を保護できる,そして遺伝子発現とスプライシング自体に影響を与えることがある調節要素である。RNAの観点では,あるイントロンは選択的スプライシングを受けることがある。イントロンの保持は生成された蛋白質の性質,所定細胞型におけるその分布と翻訳のタイミングにある可塑性を提供するように思われる。また,イントロン保持は同じ転写単位からコードまたは非コードRNAを生成するためのスイッチとして役立つ可能性がある。逆に,イントロンのスプライシングは低分子調節RNAの生成に直接関与していた。したがって,イントロンスプライシングも遺伝子座(コード化,非コード化,短または長)から生成されるRNA型に可塑性を提供するようである。イントロンの運命を調節して,ゲノム出力,即ち細胞の運命の調節に役立つ機構の理解に追加するためにこれら側面を取り上げた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *イントロン ,  *多様性 ,  *RNAスプライシング ,  RNA【核酸】 ,  選択的スプライシング ,  トランスクリプトーム ,  哺乳類 ,  ゲノム ,  転写【遺伝】
準シソーラス用語： ncRNA ,  *分子多様性

分類 (1件)： 分子遺伝学一般  (EC02010J)

タイトルに関連する用語 (3件)： 哺乳類 ,  イントロン ,  分子多様性