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J-GLOBAL ID:201502244658302790   整理番号:15A0455717

RNA結合蛋白質であるQuakingはcircRNAの形成を制御する

The RNA Binding Protein Quaking Regulates Formation of circRNAs
著者 (18件):
資料名:
巻: 160  号:ページ: 1125-1134  発行年: 2015年03月12日 
JST資料番号: A0707B  ISSN: 0092-8674  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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環状RNA(circRNA)は動物細胞において幅広く認められる非コードRNA形態であり,pre-mRNA(mRNA前駆体)転写産物の非連続的back-splicingによって形成される。しかし,大多数のcircRNAについて,機能を持たないスプライシング副産物に過ぎないのか,それとも特異的な細胞機能を実行するために制御を受けて産生されるのかが分かっていない。本研究では,ヒト上皮-間充織転換(EMT)において数百のcircRNAが制御を受けていることを示すとともに,多量に認められるcircRNAの3分の1超の産生は,自身もEMTの際に制御を受けている選択的スプライシング因子であるQuaking(QKI)によってダイナミックに制御されていることを明らかにした。さらに,QKI量を修飾することにより,circRNA量に対する影響はイントロンにあるQKI結合モチーフに依存することを示した。このQKIモチーフの付加が,通常ならばスプライシング時に線状RNAが切り取られる転写産物から新規circRNAを形成させるのに十分であることは極めて重要である。これらの知見から,circRNAは目的を持って産生されるのみならず,細胞型特異的メカニズムにより制御されることが示された。このことは,circRNAがEMTにおいて特異的な生物学的機能を担っていることを示唆するものである。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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細胞生理一般  ,  遺伝子発現  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (2件):
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