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J-GLOBAL ID：201502244917960831   整理番号：15A0604018

気体のKerr効果を用いた高電圧測定装置

High PVoltage Measuring Apparatus Based on Kerr Effect in Gas

著者 (4件)： KAMIYA Tomoki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  MATSUOKA Shigeyasu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KUMADA Akiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  HIDAKA Kunihiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： IEEE Transactions on Dielectrics and Electrical Insulation  (IEEE Transactions on Dielectrics and Electrical Insulation)
巻： 22  号： 2  ページ： 760-765  発行年： 2015年04月 
JST資料番号： W0578A  ISSN： 1070-9878  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電力系統の試験や監視には直流を含む広い周波数帯域に対応できる高電圧測定装置が必要となる。本文ではこの様な目的に適用するための,気体のKerr効果を利用した高電圧測定装置の開発について報告した。最大0.5MPaの気体(SF₆,CO₂,N₂)を封入した箱内に平行平板電極を設置し,Kerr効果を光学的に測定する装置で,気体の小さなKerr係数に対応するために長光路セル(White Cell)構造を用いて光路の延長を図ると共に光学的移相変調手法を適用して測定感度の向上を図っている。本文ではまず開発した高電圧測定手法の概要と各種材料のKerr定数などについて述べ,続いて感度向上のための光学的移相変調手法,試作システムの概要,50Hz電圧印加時の測定感度およびばらつきの検討,並びに測定周波数領域の拡大に対する検討結果などについて述べた。50kHzの変調装置を用いた試作システムではAC50Hz130kVまでの測定が可能であり,さらに変調周波数を215MHzまで高めることによって測定可能周波数を1MHzまで向上できた。この改良装置を用いて最高160kVの雷インパルス電圧波形を観測した結果は,球間隙によって較正したRC分圧器による測定結果と3%以内の差で一致した。

シソーラス用語： *電圧測定 ,  高電圧 ,  *Kerr効果 ,  *計測器 ,  *光学的測定 ,  フッ化硫黄 ,  二酸化炭素 ,  窒素 ,  *気体 ,  電極 ,  光路
準シソーラス用語： *光Kerr効果 ,  平行平板電極

分類 (1件)： 電気光学効果,磁気光学効果  (BM08020L)

タイトルに関連する用語 (4件)： 気体 ,  Kerr効果 ,  高電圧 ,  測定装置