抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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前号の「呼吸用保護具の種類」では,「国家検定」を通ったマスクなら性能は保証付きで,安心して活用することができることを示した。本号では,防じんマスクを防じんマスクとして機能させるための「フィット」について解説する。1)フィット感を確かめる;ほんのわずかな「すき間」でもフィルタ性能を台無しにしてしまう。その確認方法には「陰圧法」と「陽圧法」の2種類がある。2)フィット対策の切り札;すき間ができても漏れこむ心配のないフィット対策の切り札との言えるのが「電動ファン付き呼吸用保護具」である。面内は陽圧に保たれるため,すき間が空いても送風により外から粉じんが漏れ込むことがなく高い安全性が得られる。トンネル採掘作業やアスベスト除去作業など粉じん濃度が高く,有害性の高い粉じんが発生する現場では法令や通達によってその着用が義務付けられている。