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J-GLOBAL ID:201502245171551317   整理番号:15A0116503

示差走査熱量測定を用いたトリブチルすずn-ブトキシドで開始されるε-カプロラクトンの開環重合の速度論と熱力学解析

Kinetics and thermodynamics analysis for ring-opening polymerization of ε-caprolactone initiated by tributyltin n-butoxide using differential scanning calorimetry
著者 (6件):
資料名:
巻: 119  号:ページ: 567-579  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: H0095C  ISSN: 1388-6150  CODEN: JTHEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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合成トリブチルすずn-ブトキシド(nBu3SnOnBu)重合開始剤で開始されるε-カプロラクトン(ε-CL)のバルク開環重合(ROP)を120°Cで行い,ポリ(ε-CL),PCL,の分子量と多分散度指数を決定した。ε-CLの配位-挿入ROPを1H-NMRで確認した。PCLの分子量は重合開始剤に対する単量体の濃度比で成功裡に制御できた。ROPの速度論と熱力学を非等温及び等温法を用いた示差走査熱量測定(DSC)で調べた。非等温法より,nBu3SnOnBuの1.0,1.5及び2.0mol%で開始されるε-CLのROPの活性化エネルギー(Ea)はKissinger法では78.3,61.1及び59.9kJ mol-1,Ozawa法では82.8,66.2及び64.9kJ mol-1と誘導された。等温法では,nBu3SnOnBuのこれら3濃度に対するEa値は,それぞれ,74.2,65.8及び62.0kJ mol-1であった。見かけ速度定数(kapp)を決定するため一次反応モデルを使用した。ε-CL中のnBu3SnOnBuの凝集度(m)も等温法を用いて決定し,非凝集型であることを確認した。加えて,等温DSCにより活性化エンタルピー(ΔH)及びエントロピー(ΔS)を70.5kJ mol-1と-100.3J mol-1K-1と推定した。単量体転化率(α)に対するEaの依存性を調べるためFriedman,Kissinger-Akahira-Sunose及びFlynn-Wall-Ozawa等変換法も非等温DSCデータに適用した。全ての3方法の結果を考察し,nBu3SnOnBu1.0mol%における等温及び非等温法と比較した。全結果はDSCがnBu3SnOnBuで開始されるε-CLのROPの速度論と熱力学を研究するための迅速,便利で信頼性の高い方法であることを示している。Copyright 2014 Akademiai Kiado, Budapest, Hungary Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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単独重合 

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