抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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下肢への部位別圧迫,特に圧迫強度および圧迫粋が,腓腹筋血流胴体及び皮膚血流量,皮膚温に与える影響を明らかにすることを目的として検討を行った。カフなし,または大腿最大囲,大腿中央囲,膝上囲,膝囲,下腿最大囲のいずれかを血圧計用13cm幅のカフを用いて10,15,20mmHg各強度で15分間圧迫を加えた。主な結果は,以下の通りであった。下肢の部位別圧迫で,腓腹筋のdeOXY Hb及びTotal Hbは増加,StO
2は減少し,20mmHg強度でいずれも有意に変化した。deOXY Hbにおける圧迫の部位差は,膝囲及び大腿最大囲圧迫時に最も増加し,大腿中央囲および下腿最大囲は中程度,最も影響が少なかったのは膝上囲圧迫時であった。deOXY Hbは膝囲及び大腿最大囲を15,20mmHg強度で圧迫すると優位に増加した。膝囲及び大腿最大囲は,圧力を利用した衣服設計時に十分考慮すべき部位であることが示唆された。