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J-GLOBAL ID：201502245228341640   整理番号：15A0645325

ルミネセンス周波数逓倍に関するプラズモン増強

Plasmon enhancement of luminescence upconversion

著者 (3件)： PARK Wounjhang (Dep. of Electrical, Computer and Energy Engineering, Univ. of Colorado, Boulder, CO 80309-0425, USA. ...) ,  LU Dawei ,  AHN Sungmo
資料名： Chemical Society Reviews  (Chemical Society Reviews)
巻： 44  号： 10  ページ： 2940-2962  発行年： 2015年05月21日 
JST資料番号： D0479B  ISSN： 0306-0012  CODEN： CSRVBR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 周波数変換は,光学において常に重要なテーマであった。非線形光学は,伝統的に,非線形感受率に基づいた周波数変換に焦点を当ててきたが,周波数逓倍材料に関する最近の開発によって,ルミネセンス周波数逓倍は,新たな注目を集め始めた。周波数逓倍ナノ材料は広範囲の新機会に対する扉を開いたが,ほとんどの応用に対して,効率はあまりに低いままである。プラズモニックナノ構造の組込みは,高度に効果的な周波数逓倍への有望な経路をもたらす。当然ながら,近年,非常に多くの理論研究および実験研究が出版されて,数百に達する増大が報告されている。しかし,プラズモン場は,局所幾何構造および励起条件に高度に敏感であるので,意味のある比較をするのは困難である。また,多くのルミネセンス周波数逓倍過程は,異なる物理的機構を介した多段階を含み,全体的な出力は,それらの間の微妙な相互作用で決まることが多い。本概説は,プラズモン増強ルミネセンス周波数逓倍に対する綜合的な枠組みを提供することを目的とする。著者らは,まず,ルミネセンス周波数逓倍に含まれる全ての過程(吸収,発光,エネルギー移動および無放射遷移を含む)に対して,量子電気力学的記述を示した。著者らは,次に,プラズモン増強周波数逓倍に関する既報の研究について鳥瞰図を提示し,続いて同程度のクラスのナノ構造,スペーサ層および局所加熱の効果,ならびにプラズモン増強周波数逓倍過程の動力学について,さらに詳細に論じた。プラズモン増強周波数逓倍過程は難問であり,基礎科学および技術的観点からも刺激的な分野であることを記した。この研究は,光学的過程が,局所的光学環境によってどのように影響を受けるかを示す優れたシステムを提供した。このタイプの研究は,プラズモニクスが非線形性に重点を置いているので,特に時宜を得たものであることを指摘した。同時に,効果的な周波数逓倍は,太陽エネルギー変換および生体医療イメージングを含む多数の応用に有意な影響を及ぼし得ることを記した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *光ルミネセンス ,  *周波数逓倍 ,  非線形光学 ,  周波数変換 ,  プラズモン ,  ナノ構造 ,  量子電気力学 ,  エネルギー変換 ,  太陽エネルギー ,  技術 ,  表面プラズモン
準シソーラス用語： プラズモニクス ,  幾何構造 ,  太陽エネルギー変換

分類 (1件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

タイトルに関連する用語 (4件)： ルミネセンス ,  周波数逓倍 ,  プラズモン ,  増強