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J-GLOBAL ID:201502245280480195   整理番号:15A0309369

CHO細胞におけるプロタンパク質転換酵素の特性解析と発現:ヒト骨形成タンパク質-7の効率的タンパク分解性成熟化

Characterization and expression of proprotein convertases in CHO cells: Efficient proteolytic maturation of human bone morphogenetic protein-7
著者 (6件):
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巻: 112  号:ページ: 560-568  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: D0019A  ISSN: 0006-3592  CODEN: BIBIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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骨形成タンパク質-7(BMP-7)は,その機能的活性に対してプロタンパク質転換酵素(PC)によるプロペプチドのタンパク分解性切断が必要な前駆体として合成される。CHO細胞(CHO-BMP-7)での高レベルのBMP-7の発現は不活性型前駆体と活性型BMP-7の混合物の分泌を引き起こす。CHO細胞でのBMP-7の効率的プロセシングの達成に向け,CHO細胞での前駆体の切断に関与するPCの特性解析を行った。4つのPC(フリン,PACE4,PC5/6,およびPC7)のmRNA発現レベルの解析により,CHO-BMP-7細胞にはフリンおよびPC7遺伝子のみが発現していることが明らかとなった。ヘキサ-D-アルギニン(D6R)またはデカノイル-RVKR-クロロメチルケトン(RVKR-CMK)によるPCの特異的阻害から,BMP-7のタンパク分解性プロセシングにはフリンが主に関与していることがさらに明らかとなった。BMP-7プロセシングに対してより効率的なPCを同定するため,4つのPC遺伝子をそれぞれ,CHO-BMP-7細胞で一過性発現させた。これらの中で,PC5/6がBMP-7プロセシングにもっとも有効であることがわかった。PC5/6の分泌型であるPC5/6ΔCの安定過剰発現はCHO-BMP-7細胞での成熟型BMP-7の産生を有意に改善した。CHO-BMP-7細胞の培養で最大のBMP-7濃度が得られた場合,約88%のBMP-7が非プロセス型であった。一方,PC5/6ΔC過剰発現細胞(クローン#97)の培養では,前駆体は見られなかった。さらに,PC5/6ΔC過剰発現細胞由来の成熟型BMP-7のin vitro生物活性はCHO-BMP-7細胞由来のものと同等であった。まとめると,CHO-BMP-7細胞でのPC5/6ΔCの過剰発現はBMP-7の収率を増加させる効率的手段であることをこれらの結果は示している。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  遺伝子操作  ,  生物学的機能  ,  動物組織・細胞による物質生産 

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