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J-GLOBAL ID：201502245327728891   整理番号：15A0145755

アルゴン浴中の励起状態ニトロメタンの緩和におよぼす圧力効果

Pressure effects on the relaxation of an excited nitromethane molecule in an argon bath

著者 (4件)： RIVERA-RIVERA Luis A. (Dep. of Chemistry, Univ. of Missouri-Columbia, Columbia, Missouri 65211-7600, USA) ,  WAGNER Albert F. (Argonne National Lab., Chemical Sciences and Engineering Div., Argonne, Illinois 60439, USA) ,  SEWELL Thomas D. (Dep. of Chemistry, Univ. of Missouri-Columbia, Columbia, Missouri 65211-7600, USA) ,  THOMPSON Donald L. (Dep. of Chemistry, Univ. of Missouri-Columbia, Columbia, Missouri 65211-7600, USA)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 142  号： 1  ページ： 014303-014303-15  発行年： 2015年01月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Ar浴(1000原子)中,300Kおよび圧力10,50,75,100,125,150,300,および400atmにおけるニトロメタンの緩和を古典的分子動力学シミュレーションにより検討した。50kcal/molを内部自由度に統計的に分配して分子を即時励起させた。各圧力において1000トラジェクトリーを1000psにわたり積分した。10atmについては積分時間は5000psとした。アンサンブル平均化回転エネルギー減衰の計算結果は振動エネルギー減衰に比べて約100倍速かった。回転および振動減衰の両者は初期速度および減衰曲線の曲率に関する二個のパラメータを含むLendvay-Schatz関数に適合した。全圧力の減衰曲線は正の曲率を示し分子のエネルギー損失に伴う速度低下を示唆した。初期回転緩和速度はシミュレーションによる密度範囲における密度と直接比例するが,初期振動緩和速度は密度比例性の低圧極限の外挿に対する密度増加に伴い減少した。初期振動緩和速度および曲率を密度の関数として当てはめた。初期振動緩和速度について当てはめ関数形は複数のAr原子と「同時」衝突するニトロメタンの振動数のコンビナトリアルモデルから導いた。初期速度の低圧外挿からのずれはL個のAr原子との衝突断面積のLに伴う増加が一個のAr原子との衝突における断面積とLの積にくらべて遅いことに起因する。求めた初期速度及び曲率の密度依存性関数は全振動減衰曲線をかなりよく記述できるが,最低密度では減衰速度を過大に推定した。凝縮相密度の当てはめ式の外挿により全気相密度にわたる減衰を予測した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： アルゴン ,  励起状態 ,  *圧力効果 ,  計算機シミュレーション ,  振動エネルギー ,  *動力学 ,  トラジェクトリー ,  回転エネルギー ,  密度依存性 ,  断面積 ,  気相 ,  液相 ,  分子-原子衝突 ,  脂肪族ニトロ化合物
準シソーラス用語： 凝縮相 ,  衝突断面積 ,  分子動力学シミュレーション ,  *励起状態動力学

分類 (3件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  赤外・Raman・Rayleighスペクトル一般(分子)  (BH06031K) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

物質索引 (1件)： ニトロメタン

タイトルに関連する用語 (5件)： アルゴン ,  励起状態 ,  ニトロメタン ,  緩和 ,  圧力効果