文献
J-GLOBAL ID:201502245395431244   整理番号:15A0505168

ヒト細胞株THP-1およびHepG2の遺伝子発現プロファイルに対する11nm-DMSA被覆鉄ナノ粒子の効果

Effects of an 11-nm DMSA-coated iron nanoparticle on the gene expression profile of two human cell lines, THP-1 and HepG2
著者 (6件):
資料名:
巻: 13  号: Jan  ページ: 13:3 (WEB ONLY)  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: U7030A  ISSN: 1477-3155  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
背景:鉄ナノ粒子(FeNP)は,その生物医学的薬剤としての応用への有望性のためにこの20年の間に関心が高まっている。しかし,安全な応用を確実にするためには,それらのナノ毒性の可能性を慎重かつ徹底的に調べなければならない。FeNPの細胞に対する影響についてのトランスクリプトームレベルでの研究はFeNPのナノ毒性の可能性の確認において助けとなり,種々のFeNP誘発ナノ毒性への有用な推定機構を提供するだろう。結果:本研究では2つのヒト細胞株THP-1およびHepG2の遺伝子発現プロファイルに対する11nm-ジメルカプトコハク酸被覆マグネタイトナノ粒子の効果を調べた。2つの細胞型において,2つの用量50μg/mLおよび100μg/mLのナノ粒子での24時間処理によって,数百の遺伝子発現が有意に変化することがわかった。差次的発現遺伝子を同定しそれらの機能をアノテートすることによって,本研究では2つの細胞型に対するナノ粒子の一般的および細胞特異的効果の遺伝子,生物学的過程および経路レベルでの特徴を明らかにした。これらの用量でのTHP-1細胞におけるナノ粒子の全体的な効果は,種々の応答の誘導やタンパク質翻訳の抑制だったが,HepG2細胞における主な効果は細胞代謝,成長および移動性の促進だった。以前の研究と併せて本研究では,2つのヒトおよびマウス細胞株においてナノ粒子によって影響される共通の遺伝子,生物学的過程および経路も明らかにし,ナノ粒子のナノ毒性バイオマーカーとしてId3遺伝子を同定した。結論:研究したFeNPはヒト細胞の遺伝子発現プロファイルに対して有意な効果を示した。これらの効果は細胞の生来の生物学的機能,すなわち細胞型に非常に依存的だった。しかし,細胞はId3遺伝子発現抑制などの細胞型非依存的効果も示した。Id3遺伝子は鉄ナノ粒子に対するナノ毒性バイオマーカーとして用いることができる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  動物に対する影響  ,  医用素材 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る