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J-GLOBAL ID：201502245445539475   整理番号：15A0653275

ニコチン酸およびアデニンリボシド上で置換されたニコチン酸アデニンジヌクレオチドリン酸アナログ 受容体媒介性Ca²⁺放出に対する効果

Nicotinic Acid Adenine Dinucleotide Phosphate Analogues Substituted on the Nicotinic Acid and Adenine Ribosides. Effects on ReceptorMediated Ca²⁺ Release

著者 (4件)： TRABBIC Christopher J. (Univ. Toledo, Toledo Ohio, USA) ,  ZHANG Fan (Univ. Minnesota Medical School, Minnesota, USA) ,  WALSETH Timothy F. (Univ. Minnesota Medical School, Minnesota, USA) ,  SLAMA James T. (Univ. Toledo, Toledo Ohio, USA)
資料名： Journal of Medicinal Chemistry  (Journal of Medicinal Chemistry)
巻： 58  号： 8  ページ： 3593-3610  発行年： 2015年04月23日 
JST資料番号： D0102A  ISSN： 0022-2623  CODEN： JMCMAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ニコチン酸アデニンジヌクレオチドリン酸(NAADP)のニコチン酸C5位および8-アデノシル位を置換した一連のアナログを合成し,それらの受容体媒介性Ca²⁺放出に対する効果を調べた。ウニ(Strongylocentrotus purpuratus)の卵のホモジェネートからのCa²⁺放出を測定したところ,幾つかのアナログがNAADPと同様にアゴニストとして作用することを確認することができた。小さい置換基を持つアナログがアゴニストとしての活性が高く,8-アジド-NAADPはNAADPと同程度のアゴニストとしての作用を示した。ニコチン酸C5位およびNAADPの8-アデノシル位の双方を置換したアナログは,アゴニストとしての活性が顕著に減少していた。しかし,そのような二置換型アナログは,NAADPによるCa²⁺放出を依然として阻害することができた。これらの知見は,より効果的な受容体媒介性のCa²⁺放出のためのアゴニストの開発とNAADPが標的とする受容体の特定に役立つ。

シソーラス用語： *カルボン酸 ,  *窒素複素環化合物 ,  ウニ ,  ムラサキウニ ,  *薬物 ,  類似物質 ,  陽子磁気共鳴 ,  炭素13NMR ,  エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  MALDI-TOF MS ,  飛行時間法
準シソーラス用語： *ニコチン酸誘導体 ,  *カルシウム放出 ,  Strongylocentrotus purpuratus ,  *アゴニスト ,  1H-NMR ,  C13NMR ,  ESI-MS

分類 (3件)： ヌクレオシド,ヌクレオチド  (CF10060K) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  薬物の合成  (GV01030F)

物質索引 (2件)： ニコチン酸アデニンジヌクレオチドりん酸 ,  1-[5-O-[(2′-O-ホスホノ-5′-アデニリルオキシ)オキシラトホスフィニル]-β-D-リボフラノシル]-3-カルボキシ-5-(アセチルアミノ)ピリジニウム

タイトルに関連する用語 (7件)： ニコチン酸 ,  アデニンリボシド ,  置換 ,  ニコチン酸アデニンジヌクレオチドリン酸 ,  アナログ ,  受容体 ,  放出