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J-GLOBAL ID：201502245470727650   整理番号：15A0423365

新光源を用いた害虫防除技術の開発 第1章 微小害虫の光を利用した防除技術の開発 9 光への反応を利用したミカンキジラミ防除技術の開発

著者 (3件)： 上地奈美 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  宮田伸一 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研) ,  岩波徹 (農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 535  ページ： 101-105  発行年： 2015年02月27日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (ア)粘着トラップの誘引効果の比較:黄色粘着トラップと反射資材で定位個体数が多くなり,誘引効果が高いことが示唆された。また,反射シートは,ミカンキジラミの定位に対して,黄色粘着トラップとは異なる作用を及ぼしている可能性が考えられた。(イ)寄主植物の効果の比較:黄色粘着トラップと寄主植物のゲッキツを一緒に設置した場合,トラップ単独やゲッキツ単独よりも定位個体数が多くなり,寄主植物が誘引効果を高めていることが考えられた。(ウ)青色粘着トラップの定位抑制効果の有無:青色粘着トラップでは定位個体数と非定位個体数の間に有意差が認められなかったため,トラップの有無は成虫の定位に影響しない,つまり,青色粘着トラップには定位抑制効果はないと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *キジラミ科 ,  *技術 ,  *防除 ,  トラップ【生物】 ,  *誘引作用 ,  植物病害 ,  発生予察 ,  *光
準シソーラス用語： カンキツグリーニング病 ,  *ミカンキジラミ ,  *人工光 ,  粘着トラップ ,  病害虫発生予察 ,  *防除技術

分類 (4件)： 物理的防除一般  (FC05041D) ,  光源,照明器具  (NB12020F) ,  環境因子の生物影響一般  (EE04010D) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (4件)：

• 植物防疫所「国内での移動規制の対象病害虫」.http://www.maff.go.jp/pps/j/introduction/gallery/syokubutu.html(参照日:2013.11.15).
• Hall, D.G. et al. (2010) A comparison of sticky traps for monitoring Asian citrus psyllid (Diaphorina citri Kuwayama) . Crop Protection 29: 1341-1346.
• Samways, M. J. (1987) Phototactic response of Trioza erytreae (Del Guercio) (Hemiptera: Triozidae) to yellow-coloured surfaces, and an attempt at commercial suppression using yellow barriers and trap trees. Bulletin of Entmological Research 77: 91-98.
• Al-Jabr A. M. and W. S. Caranshaw (2007) Trapping tomato psyllid, Bactericera cockerelli (Sulc) (Hemiptera; Psyllidae), in greenhouses. Southwest Entomology 32: 25-30.

タイトルに関連する用語 (6件)： 害虫防除 ,  開発 ,  微小 ,  害虫 ,  防除技術 ,  ミカンキジラミ