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J-GLOBAL ID:201502245768378110   整理番号:15A0170479

自動車づくりを支える最新の金型・成形技術 Part 2 自動車部品サプライヤーにおける生産技術の進化 ブッシュ構造を用いたダイカスト金型内部冷却の冷却効率の改善

著者 (1件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 042-045  発行年: 2015年02月01日 
JST資料番号: X0147A  ISSN: 0912-5582  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アルミニウムのダイカストにおける,金型割れによる水漏れが生じると,割れた部分を含めてえぐり取り,SKD材の丸棒を挿入し,溶接して冷却穴を空け直していた。この方法は,同じ部位から割れと水漏れが再発する。ステンレス鋼(SUS)製ブッシュアダプタを挿入する方法では,溶接せず,腐食による抜熱効率低下を生じにくい。一方,SUSブッシュと金型界面の抜熱効率低下が問題になる。そのため,リョービにおける,これまでの実績でトラブルがない範囲で最も薄い0.5mmを最適なブッシュの肉厚とした。これまでのクリアランスは0.4~1.0mmに設定されていた。コアピンを模したテストピースに70°Cの温水を流し,テストピース温度をサーモカメラで0.1s間隔で測定し,熱伝導性を評価した。また,充填剤を挿入したテストピースを250°Cで15時間加熱し,加熱前後の昇温速度変化を比較し,充填剤の耐熱性を評価した。クリアランスを小さくすると昇温速度は上昇したが,0.1mmの場合,ブッシュ挿入時の作業性に問題があり,また,粒子径が大きな充填剤を充填できず,クリアランスを0.25mmとし,最高昇温速度を示した充填剤を採用した。どの条件でも長時間加熱後は充填剤バインダ成分の変質により,昇温速度が低下したので,金型メンテナンスの際に定期的に充填剤を塗布し直すこととした。最適条件を設定しても,ブッシュなし通常冷却に比べ冷却効率が約35%低下した。実験から得られた昇温速度データを凝固解析結果にフィードバックし,SUS挿入時の昇温過程を精度よくできるようになった。CVTトランスミッションケースのブッシュありの金型温度は,最適化前に比べ最適化で大きく改善された。SUSブッシュ使用による水漏れ防止を前提に,冷却穴を深くし,冷却本数を増加し,冷却穴配置を最適化して,金型温度を,類似品の通常冷却方案より低下できた。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
鋳型材料,造型  ,  歯車,歯車装置  ,  動力伝達装置  ,  自動車製造 

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