抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成25年3月,香川県では都道府県中4番目に公文書管理条例が制定された。香川県立文書館は,公文書管理法等に定められている努力義務(責務)を着実に果たしている。「歴史資料として重要な公文書」が文書館で保存・利用されるためには,評価・選別など「利用環境の整備」が肝要である。公文書管理行政にとって,法・条例の制定は好機である。一方,民間から収集する古文書は,文書館のほか歴史資料館など類縁機関でも手厚く保存され,歴史研究と結びついてきた。記録管理とアーカイブズは文書・記録のライフサイクルにおいて一体的であるが,さらに業際・学際協力していくことが肝要である。我々(関係者)は,法・条例制定のせっかくの好機を逃がすことなく公文書領域の拡大を促し「市民」による多元的利用が進むように努めなければならない。(著者抄録)