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J-GLOBAL ID：201502245853748457   整理番号：15A0234281

小スケールの化学工学 コンポストトイレに活かされている化学工学

著者 (1件)： 船水尚行 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 化学工学  (Chemical Engineering of Japan)
巻： 79  号： 2  ページ： 119-121  発行年： 2015年02月05日 
JST資料番号： F0099A  ISSN： 0375-9253  CODEN： KKGKA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アフリカの開発途上国農村向けに開発したコンポストトイレを示した。外観からわかるように単なる箱である。箱の中には,もみ殼(現地ではミレットなどの穀物の殼)が充填してある。通常のコンポスト化(家畜糞尿や生ごみと稲わら等のマトリックスを混合し,回分的に反応を起こす)とは異なり,コンポストトイレは相対的に大量のマトリックス(もみ殻)に対して,連続的に糞便を毎日投入していくものである。写真に見えるハンドルは,この箱を回転させて内部を撹拝するためのものである。本稿では,この箱の大きさ(反応装置の大きさ)の決定や撹拝方式を定めるに至った経緯を紹介した。化学工学の視点からみた糞便,糞便中有機物の分解特性,コンポストトイレからの水分蒸発,病原微生物の不活性化と健康リスク,コンポストの特性,コンポストトイレの設計,コンポストの撹拌とアフリカ向けトイレなどについて解説した。

シソーラス用語： 小規模 ,  *化学工学 ,  便所 ,  糞便 ,  有機物 ,  微生物分解 ,  蒸発 ,  微生物 ,  病原体 ,  不活性化 ,  リスク ,  設計 ,  撹拌 ,  アフリカ
準シソーラス用語： *コンポストトイレ ,  健康リスク ,  小スケール ,  水分蒸発 ,  病原微生物

分類 (2件)： 化学工学一般  (XA01000E) ,  ごみ処理  (SC05030O)

引用文献 (10件)：

• Zavala Lopez, et al.:J. Environ. Syst. and Eng. JSCE, No.720/VII-25, 99-105 (2002)
• Lopez and Funamizu : Water Res., 38 (5) , 1327-1339 (2004)
• Lopez and Funamizu : Water Res., 38 (9) , 2406-2416 (2004)
• Lopez and Funamizu : Compost Science & Utilization, 13 (3) 208-216 (2005)
• 伊藤竜生ら:環境工学研究論文集,43,437-442(2006)

タイトルに関連する用語 (3件)： 小スケール ,  化学工学 ,  コンポストトイレ