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J-GLOBAL ID：201502245932600694   整理番号：15A0479272

ZSM-5ゼオライト触媒作用によるプロパン脱水素 選択的エネルギー移動(SET)理論に基づく反応機構研究

Propane Dehydrogenation Catalyzed by ZSM-5 Zeolites. A Mechanistic Study Based on the Selective Energy Transfer (SET) Theory

著者 (1件)： LARSSON Ragnar (Univ. Lund, Lund, SWE)
資料名： Molecules (Web)  (Molecules (Web))
巻： 20  号： 2  ページ： WEB ONLY 2529-2535  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： U7014A  ISSN： 1420-3049  CODEN： MOLEFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ZSM-5ゼオライト触媒作用によるプロパン脱水素の活性化エネルギーを実験的に求めて,SET理論を試験した。この理論の原理は,触媒系は共鳴過程を経て振動エネルギーを反応分子の特定の振動モードに移動させるというものである。一定の振動量子数まで励起されて,その分子は反応に至る。上記活性化エネルギーの分析により,この「特定のモード」の波数が1065cm^-1であることが分かった。この値はプロパンのロッキング振動(1053cm^-1)に非常に近い。sp³というよりむしろsp²の炭素原子軌道混成のある偏平構造にCH₃基を向かわせるように励起されると,プロパン分子は反応すると提案した。その結果3つのH原子は炭素に結合するしか方法がなく,そのうち1つは去らなければならない。これが反応の出発点である。系の等速温度はT_iso=727±4Kと分かった。T_isoのSET式から,エネルギー供与(ω)振動とエネルギー受容(v)振動両方が同じ振動数の場合,すなわちT_iso=Nhcv/2Rで,v=ω=1011±6cm^-1を得る。これはCH₃ロッキングモード(1053cm^-1)及びゼオライト構造の非対称「TO₄」伸縮振動(ω)と割と良く一致する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ZSM-5 ,  *触媒 ,  *アルカン ,  *脱水素 ,  反応機構 ,  活性化エネルギー ,  振動エネルギー ,  振動モード ,  量子数 ,  振動 ,  伸縮振動 ,  エネルギー移動
準シソーラス用語： ロッキング振動

分類 (4件)： 合成鉱物  (CD01040K) ,  アルカン  (CF03020I) ,  その他の触媒  (CB06123Z) ,  分解反応  (CF02080P)

物質索引 (1件)： プロパン

タイトルに関連する用語 (8件)： ZSM-5ゼオライト ,  触媒作用 ,  プロパン ,  脱水素 ,  エネルギー移動 ,  SET ,  理論 ,  研究