文献
J-GLOBAL ID:201502246196456900   整理番号:15A0170474

自動車づくりを支える最新の金型・成形技術 Part 1 自動車メーカーによる金型・成形技術の革新 日産自動車における鍛造・鋳造型づくりの技術開発と動向

著者 (1件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 018-022  発行年: 2015年02月01日 
JST資料番号: X0147A  ISSN: 0912-5582  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
日産自動車は,計測技術と品質工学のパラメータ設計を用いて,パワートレイン向け鍛造・鋳造型の高効率直彫り切削条件を見出し,高技能者の知見を取り入れ,チューニングを行っている。2006年のクランクシャフト熱間鍛造型への適用以降に行なった開発事例を紹介した。鋳造型切削加工のL/D=10,20溝加工では,鍛造型で開発した高速加工プランと同種工具を流用し,切削条件を一部チューニングし,短時間で加工できた。L/D=30以上では工具折損が多発した。加工プランと使用工具は変えず,L/D=30と40をチューニングし,加工精度・加工面質ともダイカスト型の要求品質を満足できた。加工時間は,油性及び不燃性加工液を用いた放電加工と比べ,L/D=20までは切削加工が有利で,L/D=30以上では油性放電加工と同等で,不燃性放電加工に逆転された。5軸加工していたCVT部品のギヤ部のネットシェイプ成形のための鍛造型は,3軸加工機の場合,突出しの長い工具で,1本当たり切削範囲を少なくし,加工精度の目途は立ったが,工具費と加工時間が増加した。直行表実験データより選定した条件で実型確認し,加工面品質良好で立壁面倒れ≦2μmの結果を得た。工具寿命を確認しながらチューニングし,取組み開始前と比較し工具を15本削減し,加工時間を16%短縮できた。5軸加工機と比べ,工具を2本削減し,加工時間を25%短縮できた。窒化工具鋼は,母材が熱軟化すると窒化層も軟化するので,窒化処理後PVDで硬質皮膜を形成した複合処理の適用が進んでいる。温熱間鍛造型やダイカスト型へ各社がリリースしているコーティングの見極めが必要な課題である。金型表層部の熱影響が比較的浅い場合,表面改質法が有効であるが,深い場合は異種材料の必要部位への配置が現実的手段である。部分強化材は金型の損傷現象に応じて選択する。バリ出し鍛造のフラッシュランドのような場合,Ni基超耐熱合金が有効であるが,硬さが低く,ヒートクラックが発生しやすく,被削性も悪い。金属積層造形による金型づくりを異種材料接合技術として注目している。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
切削一般  ,  自動車製造  ,  鋳型材料,造型  ,  鍛造設備 

前のページに戻る