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J-GLOBAL ID：201502246669680676   整理番号：15A0285229

単独の適応フィルタを用いたアクティブノイズコントロールシステム

Active Noise Control System Using Single Adaptive Filter

著者 (1件)： 小林正樹 (中部大学大学院 工学研究科)
資料名： 電気学会論文誌 C  (IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems)
巻： 135  号： 1  ページ： 136-137 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： S0810A  ISSN： 0385-4221  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 適応フィルタ(ADF)を用いた騒音抑圧システムとして,Active Noise Control(ANC)システムの研究が行われている。その代表例はfilterd-xアルゴリズムを用いたANCシステムであるが,マイクロホンまでの2次経路の伝達関数を推定する2次経路推定ADFを必要とし,このADFの推定値は誤差を含むという問題が有る。そこで,本論文は,不安定要因である2次経路推定ADFが不要で,収束が保証され,収束条件が定式化された,こう配アルゴリズムに基づくANCシステムを提案した。そして,適応アルゴリズムの導出と推定誤差の収束性の検証を行った。その結果,従来のANCシステムとほぼ同等の性能であることを確認した。

シソーラス用語： *騒音抑制 ,  *適応フィルタ ,  アクティブ制御 ,  アルゴリズム ,  傾斜法 ,  収束
準シソーラス用語： *アクティブノイズコントロール ,  *勾配アルゴリズム ,  収束性

分類 (1件)： オーディオ機器  (NC06010U)

引用文献 (6件)：

• (1) B. Widrow and S. D. Stearns : “Adaptive signal processing”, pp. 292-294, Prentice-Hall, New Jersey (1985)
• (2) S. D. Snyder and C. H. Hansen : “The effect of transfer function estimation errors on the Filtered-X LMS algorithm”, IEEE Trans. Signal Processing, Vol. 42, No. 4, pp. 950-953 (1994)
• (3) M. Kobayashi, Y. Tanaka, T. Shimada, Y. Nagasaka, N. Sasaoka, and Y. Itoh : “Active Noise Control System Using SSCF Adaptive Algorithm”, Trans. IEE Japan, Vol. 132-C, No. 8, pp. 1328-1333 (2012) (in Japanese)
• 小林正樹・田中勇作・島田拓真・長坂保典・笹岡直人・伊藤良生:「SSCF適応アルゴリズムを用いたアクティブノイズコントロールシステム」, 電学論C, Vol. 132, No. 8, pp. 1328-1333 (2012)
• (4) M. Kobayashi, H. Kondo, N. Sasaoka, and Y. Itoh : “A Pre-Inverse Adaptive System Using Square Sum of Correlation Function for Cost Function”, Trans. IEICE, Vol. J93-A, No. 8, pp. 510-516 (2010) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (1件)： 適応フィルタ