抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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タンタル化合物をフッ酸で溶解して簡易な蛍光X線分光計を用いてタンタルの精密定量を試みた。測定には6μmのポリプロピレン膜が窓のテフロンの液体セルを用いた。溶解液に内標準として亜鉛を加え,小型のX線管(銀ターゲット:35kV-50μA)とシリコンドリフト検出器のキットを用いて測定した。その結果,五酸化タンタルの1試料とタンタル酸リチウムの2試料のタンタル含有量(重量%)を,それぞれ81.0±0.8%及び76.0±1.5と76.5±0.1%と求めた。±値は定量誤差(2σ)である。これらの結果から,溶液系であれば定量が困難なタンタル系化合物のタンタル含有量を簡易な蛍光X線分光系を用いても正確に求め得ることが判った。(著者抄録)