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J-GLOBAL ID：201502246890005053   整理番号：15A0275142

発芽および苗成長に及ぼすグラフェンの効果

Effects of graphene on seed germination and seedling growth

著者 (4件)： ZHANG Ming (Univ. of Florida, Dep. of Agricultural and Biological Engineering, 32611, Gainesville, FL, USA) ,  GAO Bin (Univ. of Florida, Dep. of Agricultural and Biological Engineering, 32611, Gainesville, FL, USA) ,  CHEN Jianjun (Univ. of Florida, Dep. of Environmental Horticulture and Mid-Florida Res. & Education Center, 32703, Apopka, FL, USA) ,  LI Yuncong (Univ. of Florida, Soil and Water Sci. Dep. Tropical Res. & Education Center, 33031, Homestead, FL, USA)
資料名： Journal of Nanoparticle Research  (Journal of Nanoparticle Research)
巻： 17  号： 2  ページ： 2885,1-8  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： W1361A  ISSN： 1388-0764  CODEN： JNARFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グラフェンの環境影響が大きい注目を集めている。本論文で,著者らは,低濃度のグラフェンがトマト種子発芽および苗成長に影響を及ぼすことを示した。グラフェン処理した種子は制御した種子よりも遥かに速く発芽した。分析結果は,グラフェンが種子もみ殻を貫通することを示した。この貫通が,もみ殻を破壊して水分の取込を促進し,速い発芽と高い発芽率とをもたらすと結論した。苗成長の段階において,グラフェンは,根端細胞への浸透も可能であった。グラフェン処理した種子から発芽した苗は,制御した苗よりも僅かに低いバイオマス蓄積を示したが,制御した苗よりも有意に長い茎と根とを示した。この結果は,グラフェンが,他のナノ粒子とは対照的に,苗成長に対して異なる効果を有することを示唆した。全てを考慮して,著者らの結果は,発芽の初期段階とそれに続く苗成長における影響について,グラフェンが複雑な役割を果たすことを指摘した。Copyright 2015 Springer Science+Business Media Dordrecht Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *発芽 ,  *植物成長 ,  *トマト ,  *グラフェン ,  *ナノ材料 ,  細胞生理 ,  取込 ,  根 ,  籾
準シソーラス用語： 根端 ,  細胞取込 ,  *苗成長

分類 (2件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  半導体薄膜  (BK14040E)

タイトルに関連する用語 (3件)： 発芽 ,  苗成長 ,  グラフェン