抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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屋外における性能を評価するために,プロトタイプの集光型太陽光発電(CPV)モジュールを設計し,誘電体の低集光型複合放物面集光器(DiACPC)を備えたCPVを構築した。構築した集光器の集光比は2.8で,受入半角は0°と55°である。この集光器の構造は,高緯度(>55°)に位置するファサードに組み込むのに適している。大きさが300mm×300mmの直列に接続した14個の太陽電池から成る2基の小型プロトタイプCPVモジュールを作製した。プロトタイプCPVモジュールを,エジンバラにおいて,さまざまな気象条件下で特性評価を行い,その性能をリアルタイムで類似の非集光型モヂュール(即ち,同じPVセル面積と技術を持つフラットプレート型モジュール)と比較した。直射照射および拡散照射下における集光型システムの性能を評価するために,曇りの日,雨の日,および間隔的に日射しのある日における電気出力の結果を報告する。間隔的に日射しのある日におけるCPVモジュールの最大電力出力は,943W/m
2の太陽光入射の下において5.88Wで,フラットプレート型モジュールにおける値の2.27倍以上であることが分かった。また,CPWモジュールの平均短絡電流はフラットプレート型モジュールよりも2.22倍以上であることが分かった。更に,CPVモジュールの平均開回路電圧と曲線因子は,フラットプレート型モジュールに比べて,それぞれ2.5%および1.6%程度大きいことが分かった。CPVモジュールは雨の日に非常に有効で,平均出力は0.13Wであることが判明した。この値はプレートフラット型モジュールの平均出力電力の2.17倍以上である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.