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J-GLOBAL ID：201502247037366123   整理番号：15A0513127

捕獲困難なアミノボラン(H₂N=BH₂)分子の閉じ込めの化学に関する理論研究

Theoretical Investigation on the Chemistry of Entrapment of the Elusive Aminoborane (H₂N=BH₂) Molecule

著者 (3件)： MALAKAR Tanmay (Raman Centre for Atomic, Molecular and Optical Sciences, Indian Assoc. for the Cultivation of Sci., Jadavpur ...) ,  BHUNYA Sourav ,  PAUL Ankan
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 21  号： 17  ページ： 6340-6345  発行年： 2015年04月20日 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アミノボラン(H₂N=BH₂)は捕獲困難な存在物で,化学的水素貯蔵の分野での主要な関心事の分子である,アンモニアボランの脱水素化中において生成されると考えられている。外因性シクロヘキサンのヒドロほう素化によるH₂N=BH₂の閉じ込めが,金属-触媒アンモニアボラン脱水素化反応中においてフリーH₂N=BH₂が生成されるかされないのかを推論するための日常技術として出現してきた。しかし,今日まで,このトラッピング反応の基礎をなす機構は探究されないままである。ここでは,DFT計算を用いて,シクロヘキサンによるH₂N=BH₂のトラッピングのメカニズムを調べた。通常の知識とは対照的に,これらの研究は,H₂N=BH₂のトラッピングは,シクロヘキサンの二重結合でのH₂N=BH₂の直接ヒドロほう素化によっては発生しないことを示した。シクロヘキサンによるもう一つのH₂N=BH₂分子の閉じ込めに対しては,H₂N=BH₂による自動触媒作用が非常に重要であることがわかった。さらに,溶剤からの求核性援助も,求核性溶剤中でおこなわれる閉じ込め反応に対して包含された。THF中で,トラッピング生成物の形成のための律速障壁が,M06L(CPCM)理論レベルで16.7kcalmol^-1であると予測された。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 自触媒作用 ,  密度汎関数法 ,  捕獲 ,  *ホウ素化合物 ,  *窒素化合物 ,  *包接化合物 ,  反応機構 ,  遷移状態 ,  中間体 ,  反応速度論 ,  電子構造
準シソーラス用語： *アミノボラン

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 捕獲 ,  分子 ,  閉じ込め ,  化学 ,  理論 ,  研究