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J-GLOBAL ID:201502247118872490   整理番号:15A0747092

ゲノムワイドな転写プロファイリング分析はアネキシンA6が胃の細胞増殖に関与する新規EZH2標的遺伝子であることを示す

Genome-wide transcriptional profiling analysis reveals annexin A6 as a novel EZH2 target gene involving gastric cellular proliferation
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巻: 11  号:ページ: 1980-1986  発行年: 2015年07月16日 
JST資料番号: W2331A  ISSN: 1742-206X  CODEN: MBOIBW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ヒストンメチルトランスフェラーゼであるenhancer of zeste homologue 2(EZH2)は,ヒストンH3のリシン27(H3K27me3)のトリメチル化を触媒し,幅広いヒトの腫瘍においてしばしば調節の異常が見出される。EZH2による遺伝子サイレンシングは発がんに関与し,幹細胞の維持と分化を調節するが,そのメカニズムは完全には解明されていない。本研究では,胃癌細胞においてRNA干渉(RNAi)によるEZH2の抑制が,細胞増殖,遊走,浸潤を抑制し,細胞周期停止を誘導することを見出した。トランスクリプトーム解析により,EZH2のノックダウン時にEZH2に応答性の遺伝子として1223遺伝子を同定した。これらの遺伝子は,細胞周期,増殖,転移といった生物学的過程に関与するものであった。特に,アネキシンA6(ANXA6)がEZH2の新規標的として見出され,胃癌細胞において抑制されていることが分かった。ANXA6の発現の回復は,胃の細胞の増殖を阻害した。さらに,プロモーターのDNAメチル化よりも,EZH2が媒介するH3K27me3が,ANXA6の発現抑制の主な原因であることが示された。以上をまとめると,これらの結果は,EZH2の生物学を理解するための枠組みとなり,胃の細胞増殖に関与するEZH2の新規ターゲットとしてANXA6を同定した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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基礎腫よう学一般  ,  遺伝子発現 

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