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J-GLOBAL ID:201502247130956224   整理番号:15A0337629

ヒトの血清中のアセトアミノフェンタンパク質付加体の高速液体クロマトグラフィー-エレクトロスプレイイオン化-タンデム質量分析による定量:臨床と動物モデルへの適用

Quantification of a biomarker of acetaminophen protein adducts in human serum by high-performance liquid chromatography-electrospray ionization-tandem mass spectrometry: Clinical and animal model applications
著者 (12件):
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巻: 985  ページ: 131-141  発行年: 2015年03月15日 
JST資料番号: W0571A  ISSN: 1570-0232  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究の目的は,ヒトの血清中のタンパク質由来3-(システイン-S-イル)アセトアミノフェン(APAP-Cys)の定量のための高速液体クロマトグラフィー-エレクトロスプレイイオン化-タンデム質量分析(HPLC-ESI-MS/MS)法を開発して検証し,適用することである。アセトアミノフェン(APAP)タンパク質付加体の生成は,APAP-誘導肝毒性の進行での重要な初期事象と考えられ,ヒトの血清中のこれらのタンパク質付加体の定量は,APAP曝露,代謝,及び毒性の評価のための有用な手段である。本法で,血清試料は,はじめに透析し,又はゲルろ過カラムに通過させてタンパク質に共有結合しないAPAP-Cysを除去した。その後,血清溶出物のプロテアーゼによる酵素消化によってタンパク質結合性APAP-Cysを遊離させた。内部標準(IS)としてノルブプレノルフィン-D<sub>3</sub>を用いた。消化した血清からのアセトニトリルを利用するタンパク沈殿によってAPAP-CysとISを回収し,試料抽出物をHPLC-ESI-MS/MSによって分析した。本法を日内と日間の正確度と精度を2種の分析装置プラットフォームでの評価によって検証した。APAP-Cysは,0.010~10μMの範囲で正確に定量され,日内と日間の試験精度は,2つの分析装置で<15%であった。APAP-Cysは,ヒトの血清中で3回の凍結融解サイクル,及び室温で24時間安定であった。抽出試料は,典型的な分析過程での冷蔵オートサンプラー中で保存するとき,又は-20°Cで6日間保存するとき,安定であった。プロセス抑制とマトリックス効果の実験結果は,ヒトの血清からの適切な回収,及び有意でないイオン抑制,又はイオン増強を示唆した。本法の有用性と感度がAPAPの治療ドーズを長期投与されている被験者から採取した臨床試料の分析によって示された。他の生体マトリックスへの適用性もAPAP誘導肝毒性の一般的なモデルであるAPAP処理マウスから採取された血漿中のタンパク質由来APAP-Cysの測定によって示された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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有機化合物の各種分析  ,  生物薬剤学(臨床) 
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