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J-GLOBAL ID:201502247150634320   整理番号:15A0457460

グルココルチコイド及び非ステロイド性選択的グルココルチコイド受容体モジュレーター化合物Aは結腸癌由来の筋線維芽細胞に差次的に影響する

Glucocorticoids and the non-steroidal selective glucocorticoid receptor modulator, compound A, differentially affect colon cancer-derived myofibroblasts
著者 (3件):
資料名:
巻: 149  ページ: 92-105  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: C0595A  ISSN: 0960-0760  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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グルココルチコイド受容体は様々な特異的な標的遺伝子の転写を正又は負に調節するリガンド依存性の転写因子として機能する。ステロイド性グルココルチコイドはグルココルチコイド受容体と結合し活性化するが,グルココルチコイド受容体の転写抑制に対し歪められた選択的エフェクタプロファイルを持つにもかかわらず,集中的に試験された非ステロイド性選択的グルココルチコイド受容体モジュレーターもそれが出来る。グルココルチコイドは炎症の痛みを治療するために広く使われるだけでなく,抗癌治療薬又は補佐薬としても使われる。グルココルチコイド及び選択的グルココルチコイド受容体モジュレーターの影響は殆ど研究されていないので,結腸癌及びその間質の環境,特にパラクリンシグナル伝達により癌細胞に影響することで知られる間質の筋線維芽細胞に焦点を当てた。これらの筋線維芽細胞の中で,グルココルチコイドデキサメタゾンはグルココルチコイド受容体を核に駆り立てることができ,TNFα刺激細胞において特殊前炎症性遺伝子の発現を負に調節した。選択的グルココルチコイド受容体モジュレーター化合物AはGRを転位するための損傷能を持ち,恐らくこれらの細胞における適度の抗炎症特性を支えるであろう。化合物Aではなく,デキサメタゾンだけがGR転写促進依存のGILZ発現をアップレギュレートできた。デキサメタゾンも化合物Aも筋線維芽細胞の細胞生存に影響しなかった。しかし,化合物Aはこの筋線維芽細胞系の増殖を遅らせた。加えて,デキサメタゾンはテナシンC,肝細胞増殖因子及びTGFβの発現を阻害したが,それらは全てグルココルチコイド受容体依存的に結腸細胞浸潤に影響することで知られる。対照的に,化合物Aは肝細胞増殖因子の発現のみを僅かに減少させ,テナシンCまたはTGFβに影響しなかった。これらの結果は,グルココルチコイド及び選択的GRモジュレーター化合物Aの新しい腫瘍微環境の調節効果を明らかにした。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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副腎ホルモン  ,  細胞生理一般 

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