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J-GLOBAL ID:201502247901983601   整理番号:15A0396599

トランスバイカル地方のホッキョクイワナ Salvelinus alpinusにおける並行的,進化的なダイバージェンス:種分化度の変動と同所的な形態間の遺伝的多様性の分離

Parallel evolutionary divergence in Arctic char Salvelinus alpinus complex from Transbaikalia: variation in differentiation degree and segregation of genetic diversity among sympatric forms
著者 (4件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 96-115  発行年: 2015年01月 
JST資料番号: H0491A  ISSN: 0706-652X  CODEN: CJFSDX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: カナダ (CAN)  言語: 英語 (EN)
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先祖の遺伝子プール多様化のメカニズムを検討するため,多様な同所性と顕著な表現型ダイバージェンスを有し,回遊も人が移植することもなかったトランスバイカル地方のホッキョクイワナ集団を用いた。同地方の14湖沼のホッキョクイワナの遺伝的多様性と分化をマイクロサテライトマーカーで分析したが,そのうち10湖沼では2つ又は3つの集団が存在した。本研究の目的は,1)異なる湖沼のホッキョクイワナ集団の起源は同所的スペシエーション又は多重的侵入のいずれによるのか検討する,2)湖沼集団間のダイバージェンスパターン(同所的集団間の遺伝的多様性分離,遺伝的ダイバージェンスと表現型ダイバージェンス及びハビタット複雑性との相関,ダイバージェンス速度)を比較する,3)得られたデータを基に,遺伝的な方法で評価された同所的集団間の繁殖の孤立程度は生態学的なダイバージェンスによって決定されるという仮説を検証する,である。検討の結果,同地方の湖沼群で独立した多様化プロセスの結果,繁殖成功度が多少異なるホッキョクイワナの孤立した集団の同所的ダイバージェンスが行われた。その遺伝的多様性は湖沼にとって異なり,湖沼の大きさと相関していた。異なる湖沼で個体群の遺伝的多様性の分離は同じシナリオに従ったが,これはそれぞれの適合拡散を反映したものであろう。同所的キョクイワナ集団間の遺伝的ダイバージェンスの度合いは適合属性における表現型の違い及びハビタットダイバージェンスと相関していた。これらの知見は生態に基づくスペシエーションがありうることを示す。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
魚類  ,  集団遺伝学  ,  個体群生態学  ,  動物に対する影響 

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