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J-GLOBAL ID:201502248968161505   整理番号:15A0744446

日本における気候変動の下での長期豪雨によって引き起こされるイネ生産性の変動:パネルデータ回帰分析からの立証

Fluctuations in Rice Productivity Caused by Long and Heavy Rain Under Climate Change in Japan: Evidence from Panel Data Regression Analysis
著者 (2件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 159-172 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: Y0175A  ISSN: 0021-3551  CODEN: JARJA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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豪雨の発生は気候変動の増加と日本におけるイネ生産に影響を及ぼすと予想される。本研究は,因果関係関数を推算することによって日本のイネ全因子生産性(TFP)に及ぼす長期豪雨の影響を評価することを目的とした。著者らは依存性変数に関してTornqvist-TheilとMalmquist指標を使用することによってイネのTFPを測定して,世界的気象モデル(GCM)からの気候予測に基づいて作物モデルと水文モデルと関連する因果関係関数によって,イネにおTFPに及ぼす将来の気温と雨の影響について予測した。この結果は気象因子の影響において,Tornqvist-TheilとMalmquist指数の間に有意差が無いことを示したが,いくつかの差異が社会経済的因子の因果関係において出現した。第二に,雨の影響は常に負であり,雨に対する絶対TFP弾性度は収量と品質による気温より低かったが,しかし地表水を十分に排出しなかったし,浸水は2.5~4.5%イネのTFPを低下させた。第三に,将来気象変化の下での予測降雨における変化は年間イネのTFPの不規則な変動の原因となって,TFP変動に及ぼす雨の影響は収量と品質による温度のものを上回った。たとえ雨に対する測定弾性度が低いとしても,これは年間降雨の著しい変動によるものであった。これら知見に基づいて,研究と政策決定に関する関連性について論述した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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農業経済,農業経営  ,  稲作 
引用文献 (31件):
  • Alene, A. D. (2010) Productivity growth and the effects of R&D in African agriculture. <i>Agricultural Economics,</i> <b>41</b>, 223-238.
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  • Chen, P. C. et al. (2008) Total factor productivity growth in China′s agricultural sector. China Economic Review, 19, 580-593.
  • Coelli, T. (2008) A Guide to DEAP Version 2.1: A Data Envelopment Analysis (Computer) Program. Center for Efficiency and Productivity Analysis Working Paper, 96/08.
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