文献
J-GLOBAL ID:201502249854145808   整理番号:15A0517662

ニホングリ新品種‘美玖里’

New Japanese Chestnut Cultivar ‘Mikuri’ (Castanea crenata Sieb. et Zucc)
著者 (15件):
資料名:
号: 19  ページ: 1-9  発行年: 2015年03月20日 
JST資料番号: Z0033D  ISSN: 1347-3549  CODEN: KKKHCH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
1.‘美玖里’は,1995年に農林水産省果樹試験場(現農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所)において‘石鎚’に‘秋峰’を交雑し,育成した実生から選抜した果実品質が優れる中~晩生のニホングリ品種である。1999年に一次選抜し,2000年からクリ第6回系統適応性検定試験に供試した。2009年2月の平成20年度果樹系統適応性・特性検定試験成績検討会(落葉果樹)で新品種候補にふさわしいとの合意が得られ,2011年3月9日に,登録番号20474号として種苗法に基づき品種登録された。2.樹勢は強く,樹姿は直立で,枝梢の発生量は多い。雌花の開花期は‘筑波’より遅く‘石鎚’とほぼ同時期,果実の成熟期は育成地では9月下旬~10月上旬で‘筑波’と‘石鎚’の間である。若木での収量は‘筑波’や‘石鎚’と同程度である。双子果,裂果,腐敗果の発生は栽培上問題とならない程度に少ない。環境条件により,虫害果が多発する場合がある。3.果実は円形で,褐色を呈する。系統適応性検定試験における平均果重は26g程度で‘筑波’や‘石鎚’と同程度以上で,揃いは良好である。果実の比重は‘筑波’や‘石鎚’より高く,肉質,甘味,香気ともに‘筑波’と同程度以上で‘石鎚’より優れ,食味は良好である。渋皮剥皮は困難である。果肉は黄色で,‘筑波’,‘石鎚’と比較して明度が高く,黄色味が強い。4.関東地方以西の産地で特性を発揮できるが,東北地方での適応性は不明である。既存の主要品種と比較して果肉色や食味の点で優れており,ゆで栗等家庭用消費の他,付加価値の高い加工原料としての利用が期待される。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果樹 
引用文献 (15件):
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所.2007.育成系統適応性検定試験・特性検定試験調査方法.233pp.
  • 梶浦実・金戸橘夫.1959.栗の新品種,丹沢・伊吹・筑波について.園学要旨.34春:2.
  • 梶浦実・金戸橘夫・佐藤敬雄・松永晴夫・志村勲・安野正純.1971.クリの新品種'石鎚'について.園試報.A8:1-6.
  • 壽和夫・佐藤義彦・齋藤寿広・阿部和幸・大村三男・梶浦一郎・緒方達志・小園照雄・清家金嗣・金戸橘夫・町田裕・栗原昭夫・志村勲.1994.クリ新品種'紫峰'.果樹試報.26:15-27.
  • 壽和夫・齋藤寿広・澤村豊・町田裕・梶浦一郎・佐藤義彦・増田亮一・阿部和幸・栗原昭夫・緒方達志・寺井理治・西端豊英・正田守幸・樫村芳記・小園照雄・福田博之・木原武士・鈴木勝征.2005.ニホングリ新品種'秋峰'.果樹研報 4:29-36
もっと見る
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る