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J-GLOBAL ID：201502250772063208   整理番号：15A0328020

2つのヨーロッパの薬草の供給に及ぼす実験的にシミュレーションした花粉媒介者減少の影響

Effects of experimentally simulated pollinator decline on recruitment in two European herbs

著者 (3件)： LUNDGREN Rebekka (Dep. of Ecology and Natural Resource Management, Norwegian Univ. of Life Sciences, P. O. Box 5003, Ås, NOR) ,  LAZARO Amparo ,  TOTLAND Orjan
資料名： Journal of Ecology  (Journal of Ecology)
巻： 103  号： 2  ページ： 328-337  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： C0576A  ISSN： 0022-0477  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 花粉媒介者減少は,低下した花粉媒介者稼働率が,負に植物の種子生産に影響し,次に植物個体群の実生定着と密度に影響するので,大きな懸念を生じる。著者らは,花粉媒介者減少をシミュレーションする新規実験的アプローチを使用し,2つの一般的ヨーロッパの薬草,Centaurea jaceaとLeucanthemum vulgareにおける繁殖と供給に及ぼす花粉媒介者稼働率の4年減少の影響を評価した。実験は,Leucanthemumにおける訪問比率(59%)と結実(23%)を強く縮小したが,これは,実生定着減少を引き起こさず,水有効性または種子バンクの存在のような他の因子が,Leucanthemumのこの母集団における供給にとって重要であることを示唆した。また,実験は,Centaureaへの訪問比率を著しく減少した(33%)が,結実または実生定着に影響しなかった。しかしながら,この種において,結実は,訪問比率とともに増加し,局所供給は,種子生産とともに増加して,調和した花粉媒介者減少が,Centaurea個体群密度に負に影響することを示した。まとめ,著者らの実験は,受粉プロセスの品質要素に人工的に影響することなく,花粉媒介者有効性を減少した。したがって,この方式は,花粉媒介者減少の現実的なシミュレーションを示した。我々の知る限りでは,これは,植物の母集団供給に及ぼすその影響を評価するために花粉媒介者訪問の実験的減少を使用する最初の研究であった。この研究は,大きな花粉媒介者減少が,実生定着が種子生産によって制限される母集団だけを除き,個体群密度に影響することを示した。また,著者らの結果は,植物個体群に及ぼす花粉媒介者減少の影響を研究するために,訪問比率と種子生産以外の状況の重要性を明らかにした。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 動物 ,  植物学 ,  生態学 ,  *結実 ,  生態遷移 ,  生息密度 ,  採種 ,  組織 ,  キク科
準シソーラス用語： *花粉媒介者 ,  植物繁殖生態学 ,  実生定着 ,  個体群密度 ,  種子生産 ,  種子バンク ,  *Centaurea jacea ,  *Leucanthemum vulgare

分類 (2件)： 植物に対する影響  (EE04030Z) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヨーロッパ ,  薬草 ,  実験 ,  シミュレーション ,  花粉媒介者