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J-GLOBAL ID：201502251633508870   整理番号：15A0646174

新規な複素環芳香族種としての「カルボラジン(carborazine)」の紹介

Introducing “carborazine” as a novel heterocyclic aromatic species

著者 (2件)： SRIVASTAVA Ambrish Kumar (Dep. of Physics, Univ. of Lucknow, Lucknow-226007, Uttar Pradesh, India. [e-mail]) ,  MISRA Neeraj
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 39  号： 4  ページ： 2483-2488  発行年： 2015年04月30日 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ボラジンは,芳香族ベンゼンに類似した多くの特徴を有する無機ベンゼンとみなされている。しかし,ボラジンの芳香族性はこれまで議論を引き起こす問題である。6員環の反対側の面にC,BとN原子を導入することにより,新しい複素環種を提案する。「カルボラジン(carborazine)」と呼ぶこの新規な種はC_2h対称性を有し,さらに重要なことにそれは芳香族である。NICS値によりカルボラジンの芳香族性を明らかにし,多くのトポロジカルパラメータにより支持される。ボラジンやベンゼンとは異なり,カルボラジンは非縮退分子軌道と相対的に小さなHOMO-LUMOギャップを有する。最後に,新しい種類の複素環種は,ビルディングブロックとしてカルボラジンを使用して得られることを示唆する可能性のある,カルボラジンのフェノール,アニリン(置換による)およびナフタレン類似体(融合による)の形成を示す。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *芳香族性 ,  エネルギーギャップ ,  *ホウ素複素環化合物 ,  *窒素複素環化合物
準シソーラス用語： HOMO-LUMOギャップ ,  *カルボラジン

分類 (2件)： その他の3ヘテロ原子以上の六員複素環化合物  (CF07108D) ,  有機ほう素化合物  (CF08020R)

物質索引 (3件)： ヘキサヒドロ-1,3,5,2,4,6-トリアザトリボリン ,  1,4-ジアゾニア-3,6-ジボラ-1,4-シクロヘキサジエン ,  1,2,3,4-テトラヒドロ-1,3,2,4-ジアザジボリン

タイトルに関連する用語 (2件)： 複素環 ,  芳香族